中学生で将棋棋士になり、16歳で竜王を獲得した主人公を中心に将棋界を描いたライトノベル「りゅうおうのおしごと!」の作者、白鳥士郎さんが、ホテル椿山荘東京(東京都文京区)で繰り広げられている第81期名人戦七番勝負(毎日新聞社、朝日新聞社主催、大和証券グループ協賛)の第1局を観戦した。白鳥さんは「対局室はすごくピリピリしていて、一手一手が本当に重たいなと感じました。角換わり戦の予想が外れて力戦になりましたが、かえって何か新しいインスピレーションを与えてくれる戦いが見られるのではと思い、非常にワクワクしています」と興奮気味に話した。 主人公の九頭竜八一が最初に獲得したタイトルは竜王で、渡辺明名人(38)の履歴にも重なる。白鳥さんは「渡辺先生はデビュー当時から、思ったことや感じたことを詳細にブログに書いていて、モデルにしているところがすごくあります」と明かす。一方、10代でタイトルを獲得した点は藤