神戸市北区で生後間もない男児の遺体が見つかった事件で、神戸地検は20日、出産直後の男児を放置して殺害したとして、殺人と死体遺棄の疑いで私立高校3年の女子生徒(18)を神戸家裁に送致した。 地検によると、送致容疑を認めている。地検は「少年院送致が相当」との意見を付けたとみられる。 送致容疑は7月13日午前、神戸市北区の量販店のトイレで、出産した男児が生きているのを知りながら便器の水の中に放置して殺害し、19日に北区の市道側溝に遺体を捨てたとしている。 事件では、男児の父親であることが判明した田中惇平容疑者(21)が兵庫県青少年愛護条例違反容疑で逮捕されている。県警によると、生徒は「(田中容疑者に)妊娠を告げたが『おれの責任ではない』と言われた」と話しているという。