フランス南東部で起きたドイツ機の墜落で、29日付のドイツ紙「ビルト」は墜落した旅客機のボイスレコーダーの記録を入手したとして、墜落までの機内での生々しい様子を伝えた。 記事によると、離陸後20分間、機長とルビッツ副操縦士は普通の会話をしており、この中で機長は、離陸前にトイレに行けなかったなどと話していた。巡航高度に達した後、機長はデュッセルドルフへの着陸準備を命じたが、副操縦士は「そう願いたいですね。どうなるか見てみましょう」と応じた。 その後、副操縦士が機長に対して「トイレに行っていいですよ」と伝え、機長がコックピットを出た直後から機体は降下を始め、「ドアを開けろ!」という機長の声や、乗客の叫び声などが記録されている。さらに、コックピットのドアをたたく金属音などもするが、副操縦士は無言のままで、墜落の直前、最後に記録されていたのは乗客の叫び声だったという。
![副操縦士「トイレどうぞ」機長が退室直後…|日テレNEWS NNN](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9713c8825f7acb14a976fdc660132bc2a407de04/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnews.ntv.co.jp%2Fimages%2Finternational-thumbnail.jpg)