戦後の初代宮内庁長官・田島道治が書き残した昭和天皇との問答集「拝謁記」。本欄ではその面白さを3回のテーマに分けて解説していくが、3月21日公開の「戦争と安全保障」に関する天皇の発言に続いて、第2弾の今回はその「赤裸々な人物評」に焦点を当てる。かつて「天皇は無私であり、個人的な悪口など言わない」という〝伝説〟があったが、天皇とて人間であり、人に対する好悪があって当然である。田島と2人だけの会話の
新型コロナウイルス感染が始まってから3年。出社が当たり前だった風景は一変し、仕事や生活スタイルを見つめ直す人が増えた。ただ行動制限の緩和とともに揺り戻しも起きている。ポストコロナの働き方を模索する若者たちを追った。「会社に行っても取引先とはオンライン会議ばかり。毎日出社する意味はない」。都内に住み、ネット広告会社で働く女性(30)はため息をつく。コロナ後は週2〜3回ほど在宅勤務をしてきたが、最
政治学者の中島岳志さんが政治学者の白井聡さんの論考を引用しながら解説する「時評論壇」(北海道新聞など掲載)が岸田政権の対米追従外交の核心を突いている。私はおふたりとも親交があるが、マスコミに出演して外務省や防衛省の主張を流布するばかりの「国際政治学者」と違って、本物の政治学者だと確信している。きょうはこの論考を紹介したい。 岸田首相は年明け早々に訪米してバイデン大統領と会談し、防衛費を大幅に増額する方針を伝えて歓迎された。岸田首相はこの方針を昨年5月のバイデン訪日時にすでに約束していたが、昨年秋の臨時国会ではひた隠しにし、国会閉会後に唐突に打ち出してそそくさと閣議決定したのである。 中島さんは以上の経緯を踏まえたうえで、日本の安保政策の大転換を「アメリカの意思、それだけだ」と喝破する白井さんの分析を紹介している。 天皇統治を正当化する戦前日本の「国体」は敗戦後の米国統治下で「菊と星条旗の結
TBSに裏切られ、職場の農協で「身バレ退職」 「放送を見て、裏切られた思いです。映像加工しているのは顔だけ。首から下は丸映りで、明らかに自分とわかる映像でしたから。案の定、職場ですぐに身バレしてしまい、ずっと冷たい視線を浴びてきました。あまりにいたたまれなくなり、退職するしかなかったんです」 九州のあるJAの元職員Aさんが批判するのは、TBSが1月12日に放送した『news23』だ。 同番組は特集でJA共済のノルマを追及した。これまでJAでは職員が過大なノルマを負わされ、自分や家族が不必要な契約を結ぶ「自爆営業」が横行してきた。 Aさんは同僚と同番組の取材に応じ、自宅で一連の問題について証言。途中、自分の腕時計まで撮影されていることが気になったが、記者からは「バレることはない」と言われたという。 そのほか共済の契約書なども提供した。ただし、放送前には編集した動画を確認させてもらう約束を得て
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