世の中には多種多様な職業が溢れている。一般的な会社員から自営業者やフリーター、プロスポーツ選手や起業家や投資家、まさに様々である。恐らくこれはその国の経済状況によって数の大小が変わると思われるが、豊かな国ほどその職種は増えていくだろう。そして、日本はここ20年近く景気の停滞期と言われているが日々の生活水準は向上しているし、GDPで見てもまだ世界第3位の先進国の上位に位置している。そんな日本ではやはりちょっと驚く職業を耳する。それは「ニート」である。 ニート職業と言うと変に思うかもしれないが、本書を読むとそれが成立していることが分かる。本書の著者はそのニート生活をまさに実践しているし、日本一のニートを目指している(半分冗談にようだが)。本書はその実生活とニートになるまでの経緯とその素質を惜しげも無く公開している。ニートに素質がいるのかと言われそうだが、仕事にも遊びにも向き不向きがあるようにニ