博士号を取得したものの就職先がない「高学歴ワーキングプア」たちが創設した、大衆に開かれた研究教育のための自律的な生活共同体「研究空間スユ+ノモ(Research Machine “Suyu+Trans”)」――8月1-2日、韓国・ソウルにて「研究空間スユ+ノモ」を訪問し、コ・ビョングォン講師らにインタヴュー取材をおこなった。 (左からイ・ジンキュンさん、通訳のオ・ハナさん、コ・ビョングォンさん) 「研究空間スユ+ノモ」という場 1997年、ソウル郊外のスユリに国文学研究者・高美淑(コ・ミスク)が勉強部屋を開設した。就職先のない「高学歴ワーキングプア」たちが共同で研究空間を立ち上げたのである。後に、社会科学研究所を中心とする若手研究者たちが合流して、現在の「研究空間スユ+ノモ」が創設された。ちなみに「ノモ」は韓国語で「trans(越える)」という意味である。 「研究空間スユ+ノモ」はソウル中
![【現地報告@ソウル】「研究空間スユ+ノモ」の挑戦 | Blog | University of Tokyo Center for Philosophy](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9a148b69e5929086c1866926f3752d8209fbfc74/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Futcp.c.u-tokyo.ac.jp%2F_template%2F_images%2Fogp_alt.png)