今後のネットメディアが『場』として機能するためには、政治的に中立な立場を持っておかなければならない。 中立という言葉を書くと、過激に反応する人はいるだろう。しかし誤解してほしくないが、私はポジショントークやバイアスみたいなものを否定しているわけではない。否定するどころか、「これからはポジショントークの時代だ」「自分の立ち位置を明確にした上で発言すればいい」と散々言ってきている。さらには新聞社の客観中立報道を強く批判してきている。「そんなの欺瞞だ」と。 でもこういうバイアスが許されるのは、あくまでも発信者である個人(あるいは小さな報道チーム)に限られる。プラットフォーム側には、バイアスは許されない。 これからの社会構造は次のように二分されると私は考えている。 < グローバルなプラットフォーム × モジュール化した個人 > グローバルなプラットフォームは、何でも呑み込む。清濁併せのむ水平分業の