これは長い長いストーリーの序章 ──新曲「医者にオカルトを止められた男」は歌い出しの「サイキックアイドル握手会」から後半の怒涛の展開まで、これぞ筋肉少女帯!と言える1曲です。タイトルは大槻さんが「ムー」の公式サイトおよび「ムー」本誌にて連載中のエッセイと同じですよね。 大槻ケンヂ(Vo) そうです。「医者にオカルトを止められた男」はおいおい書籍化しようと思っていて、“1人タイアップ”じゃないけど、筋少で曲にしたら面白いなとずっと思っていたんです。 ──作曲は本城さんですが、制作時はどんなことを考えていましたか? 本城聡章(G) 振り返ればコロナ禍があって、会場でお客さんが声を出せない状態がずっと続いてたので、曲を書くときに「オーディエンスの皆さんと一緒に歌える曲を作りたい」という思いがどんどん強くなっていたんです。それで今回このタイトルを大槻くんから聞いて、じゃあそういう曲を作ってみようと
