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ブックマーク / elmikamino.hatenablog.jp (22)

  • 移動ヘルプカートに乗る - 記憶の彼方へ

    空港内の連絡通路を軽やかに走る電動カートに一度乗ってみたいと思っていたが、なかなかその機会は訪れなかった。先日出張を終え、新千歳空港に到着し、国際線ターミナルから国内線ターミナルに向かおうとして、長い連絡通路を歩きはじめ、動く歩道(moving walkway)に乗ろうとしたとき、その入口近くに電動カートがあり、傍に立っていた運転手の若い娘が笑顔で「乗りませんか?」と声をかけてきた。「大した荷物じゃないけど、いいの?」「ええ、空のまま戻るよりは」「なるほど。じゃ、お願い」そういうわけで、生まれてはじめて空港内の電動カートに乗ることができた。幼児向けっぽい短いメロディが繰り返されるのには抵抗があったが、歩くときとはちょっと違う移動空間に紛れ込んだような気がして愉快だった。 ちなみに、千歳市の電動カートの運転の求人情報(http://job.j-sen.jp/hellowork/job_190

    移動ヘルプカートに乗る - 記憶の彼方へ
    pho
    pho 2010/11/25
    三上先生が乗っているという状況が面白過ぎる。
  • 闘う言語学者、小島剛一 - 記憶の彼方へ

    トルコのもう一つの顔 (中公新書) 作者: 小島剛一出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1991/02/01メディア: 新書購入: 14人 クリック: 159回この商品を含むブログ (49件) を見る 近藤さん(id:CUSCUS)の強い勧めで小島剛一著『トルコのもう一つの顔』(中公新書、1991年)を読んだ。子供の頃、少数民族に興味があると言った私に、世界には名も無い民族もあるんだよ、とある年配の人文地理学者が教えてくれたときの驚きの感情が甦った。存在しないことになっているんだ。彼らについて書くこともできないんだ。命取りになるからね、と言ってその人は複雑な笑みを浮かべたのを今でもよく覚えている、、。知ることはできるが、迂闊に公表することはできないことがこの世界にはあることを知ったそれが最初だったかもしれない。そして国家、国民、国語が覆い隠してきたものの蠢きを感じたのもそれが最初だった

    闘う言語学者、小島剛一 - 記憶の彼方へ
    pho
    pho 2010/10/23
    コメント欄も面白い。
  • It's a Book:ページの革命をめぐる妄想 - 記憶の彼方へ

    この一枚の絵が昨日からTumblrで流れ始めた。これはアメリカでかなり評判になっている4歳児から8歳児向けの「It's a Book」と題した絵のなかの一頁である。アマゾンの紹介ページではその絵のビデオ・トレーラーまで用意するほどの力の入れようである。 It's a Book [Hardcover], Lane Smith (Author) Video: Watch a trailer for "It's a Book" それはをめぐる近未来のある状況を想定した内容である。ITに精通した臆病なネズミ君とITなんか無縁でばかり読んでいるのろまのロバ君が対照的なキャラクターとして登場し、をめぐる会話が進行する。ネズミ君は(紙の)を知らないのか、それとも知っていてロバ君をからかっているだけのか、定かではないが、いずれにせよ、ネズミ君ははページをめくって読むものであることすら知らず、

    It's a Book:ページの革命をめぐる妄想 - 記憶の彼方へ
    pho
    pho 2010/08/23
    電子は何かを再現するものではなく、新しい時代を切り拓くもの。
  • 何が必要でないかを考える必要 - 記憶の彼方へ

    asin:4087465004 書の冒頭には、表題にもなっている「全ての装備を知恵に置き換えること」と題された、パタゴニアの創始者イヴォン・シュイナード(Yvon Chouinard, born 1938)との出会いを綴ったエッセイが「まえがき」の代わりのように置かれている。この題名は次のように語る往年の名クライマーでもあったイヴォン・シュイナードの言葉から取られたものだった。 「冒険というものの究極は自分の体一つで行うことだと思っている。(中略)私にとっての究極は何の道具も使わない“ソロクライミング”なんだよ。チョークもクライミングシューズもガイドブックも……。裸で登るのが究極さ。きみが興味をもっている古代の航海術と同じように、全ての装備を知恵に置き換えること。それが到達点だと思ってる。私はそれを完全に信じてやまない」(7頁) 5年前に来日した際のあるインタビューでイヴォン・シュイナー

    何が必要でないかを考える必要 - 記憶の彼方へ
    pho
    pho 2010/02/16
    「何が必要なのかを考える前に、何が必要でないかを考え」人間の土地ってそんなことが書いてあるのか。買ったのにまだ読んでなかった。
  • ミカミ先生の戸惑い - 記憶の彼方へ

    ミカミ先生の春学期の授業もそろそろ終わる。今日は入門演習という一年生向けの授業の最終回だった。ミカミ先生から14人の学生ひとりひとりに忠告と激励の言葉がおくられた。そしていつものように、ひとりひとりに何気ない質問を向け、学生の口から飛び出す意外な情報に一喜一憂する時間が過ぎた。その一見、気軽におしゃべりしているように思われるかもしれない時間に、学生たちはお互いに様々な情報交換をしたり、お互いの近況を知ることになる。実はそれは他人の話にきちんと耳を傾けたり、どんな状況においても自分の考えなどをきちんと語れるようになるためのミカミ先生流の訓練なのだった。ミカミ先生は臨機応変に手綱を締めたり緩めたりする。場合によっては、手綱を緩めて、できるだけ学生たちが自発的に口を開くに任せて、ときどき交通整理のような口を挟むだけになることもある。手綱を思いっきり締めるときにはここには書けないほど怖い人になる。

    ミカミ先生の戸惑い - 記憶の彼方へ
    pho
    pho 2009/07/17
    「かなり咀嚼して、自分の内側の「理想」にならないと、続かない」外側の理想ではなく、内側の理想。もうちょっと考えてみる。
  • キジムナーからコロポックルへ。hayakarと行くishkarその3 - 記憶の彼方へ

    左はガジュマルの家。右は物のガジュマルの葉。2006年の奄美自由大学に参加した際の「パスポート」。 「奄美自由大学」の検索結果一覧 大島孝雄著『ガジュマルの家』を手にした時、二年前に、生まれてはじめて奄美大島を訪れ、ガジュマルの樹にはじめて接して、驚きのあまり、写真を撮り続けたことを思い出していた。こんな感じの写真。id:Ryu-Higaさんにとっては、ありふれた馴染み深い樹なんだろうけどね。 何に驚いていたのだろう。それをはっきりさせる為に、今住む土地で植物たちに眼を向けるようになったのかもしれない。 ガジュマル(榕樹, Chinese Banyan/Malayan Banyan, Ficus microcarpa)は熱帯地方に分布するクワ科(Moraceae)の常緑高木である。 樹高は20m。幹は多数分岐して繁茂し、囲から褐色の気根を垂れる。垂れ下がった気根が自分の幹にからみつき、派

    キジムナーからコロポックルへ。hayakarと行くishkarその3 - 記憶の彼方へ
    pho
    pho 2008/10/24
    ものすごい木だな。アンコールワットのタ・プロームを思い出した。
  • 雪虫観測 - 記憶の彼方へ

    一昨日の朝、今年初めて雪虫を見た。昨日の朝はHさんに「もう雪虫が飛んでますねえ」と言葉をかけられた。今朝、サフラン公園で頼りなくゆっくりと飛行する雪虫に掌を近づけて止まらせ、連写した。 雪虫(ゆきむし)は東北、北海道地方の愛称。和名はトドノネオオワタムシ、学名はProciphilus oriens。カメムシ目・腹吻亜目・アブラムシ科に属する昆虫である。トドノネオオワタムシの漢字表記は椴根大綿虫。椴松(とどまつ)の根で数世代を過ごすことがあることに由来するらしいが、未詳。 トドノネオオワタムシ - Wikipedia

    雪虫観測 - 記憶の彼方へ
    pho
    pho 2008/10/01
    もうそんな季節か
  • 僕の神様は歩く人の神様なんです。 - 記憶の彼方へ

    asin:4839700966 (「パタゴニア地図」3頁) パタゴニア(Patagonia)は南アメリカ大陸の南緯40度付近を流れるコロラド川以南の地域の総称。アルゼンチンとチリの両国に跨る。... (http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%BF%E3%82%B4%E3%83%8B%E3%82%A2) 一年以上前にある観点からブルース・チャトウィンの『パタゴニア』に触れた。 ブルース・チャトウィン『パタゴニア』(2007年06月30日) 手の洞窟Cueva de las Manosの謎が少し解けた気がした(2007年09月10日) 久しぶりに読み直してみて、同じを全く違う目で読んでいる自分に気づいた。以前はこんな箇所は読み飛ばしていたのに、今は心に響く。 「君の宗教は何ですか」アリは聞いた。「キリスト教?」 「今朝は、とくに宗教を持ってい

    僕の神様は歩く人の神様なんです。 - 記憶の彼方へ
    pho
    pho 2008/09/16
    「僕の神様は歩く人の神様なんです。たっぷりと歩いてたら、たぶんほかの神様は必要ないでしょう」
  • 人生は複雑だ - 記憶の彼方へ

    とにかく、人生にはできるだけ多くの色んなものが必要である。どうせ死んだら嫌でもシンプルになるんだから。人生は複雑だ。複雑さに遊ぶことができなければ、人生は無闇に混乱する。 シンプルな人生なんて嘘。ただし、魅力的な嘘。そんな嘘に騙されないで、目の前の複雑な人生をしっかりと見つめてつかまえて手放さずに、その複雑さに堪えつつ楽しむこと。その姿勢はシンプルなんだけどね。 夢は与えられるものじゃなくて、自分で紡ぐもの。夢は売り買いできるもんじゃない。売り買いを超えたものが夢。もっと自信もって自分だけの夢を見なきゃ駄目でしょ。イケてないよ。 ブログなんかいつ止めてもいいくらいの覚悟でブログをやるんじゃなきゃ一番身近な人でさえ説得できないよね。うだうだ言って甘えてんじゃないよ。優先すべき順位を間違えないようにね。

    人生は複雑だ - 記憶の彼方へ
    pho
    pho 2008/08/19
    ちょっと目が覚めた
  • Index of Jonas Mekas' 365 Films, 2007 - 記憶の彼方へ

    (作業中) 今日はちょっと時間をかけて、昨日終了したメカスの365日映画の1年分を振り返っていた。ところがブログ内検索の面倒さに辟易して、一年365日すべてを一覧することができる索引を作ることにした。リンク付けは手作業なので、思いのほか時間がかかり、今日のところは8月までで一旦中断し、残りは明日作業する予定である。とりあえず、勝手に即興でつけたタイトルによる索引だが、今後表記法を統一したり、登場人物、場所等もタグ付けしようかと思っている。最初の(000)はそもそも365日映画の企画を知った時のエントリー、括弧内は関連エントリーである。 2006-12-20(000)Mekas launches a yearlong film-a-day series 1月(January) 2007-01-01(001)愛の行方 Francesco Petrarca 2007-01-02(002)心を知る

    Index of Jonas Mekas' 365 Films, 2007 - 記憶の彼方へ
    pho
    pho 2008/07/22
    ジョナス・メカス
  • 厚田もなかと吉増剛造「石狩シーツ」 - 記憶の彼方へ

    厚田村 今日は、家人と数年ぶりに石狩河口に出かけました。葦の生い茂る河口付近の岸辺を散策したり、石狩灯台周辺のハマナスなどの海浜植物散策路を歩いたりしました。ハマナスは時期外れで花はほとんど見られませんでしたが、青々とした実をいっぱいつけていました。灯台とは反対側の石狩河口の近くには小樽からも見えるらしい細長い煙突がそびえ立つ白い大きな工場のような建物が見えます。「北石狩衛生センター」、いわゆるゴミの「最終処分場」です。 やっと見つけた一輪。 それから思い立って、冷たい暗色の日海の怖さを左半身に感じながら、厚田(アツタ)村まで足を伸ばしました。途中、望来(モーライ)村の丘の上に、モアイ像のように海に向かって立つ巨大な2基の風車のすぐ傍を通り過ぎました。巨大な羽がゆっくりと回転していた。厚田村では小さな漁港を控えた静かでゆっくりと時間が流れる中心街を散策し、家人が目に留めた一件の渋いお菓子

    厚田もなかと吉増剛造「石狩シーツ」 - 記憶の彼方へ
    pho
    pho 2008/07/20
    「世界をちゃんと見るには北石狩衛生センターを一種の「灯台」のようにして見ることができるようにならなければいけない。そうでなければ、あなたは何も見たとは言えない、と。」
  • 見えるもの/見えないもの - 記憶の彼方へ

    これは昨日のお伽噺的美崎薫論の「続き」です。 実は、美崎さんがこのような「シャーロック・ホームズ事件簿」の写真をわざわざ送ってくれたのには、深い訳があったことに私は気づきませんでした。一瞬、なんでこんな写真を送りつけたんだ?と思ったのですが、他の事に気を取られて、そのかすかな違和感、ひっかかりを通り過ぎてしまいました。反省。それにしても、美崎さんは「三上さん、気づかないだろうな。気づくわけはないとは思ってたんだ。でも、ちょっと残念だなあ」とか、言ってきてくれるわけです。優しい人ですね。しかも、それに続けて、こんな格言を書いてよこすんです。「目に見えるものを見ていてはだめだ、心の声に耳を澄ませば、見えないものが見えるかもしれません。」なんて嫌みなんだろう、とは私は思いません。ホントにそうだなあと素直に思うわけです。繰り返しましょう。「目に見えるものを見ていてはだめだ、心の声に耳を澄ませば、見

    見えるもの/見えないもの - 記憶の彼方へ
    pho
    pho 2008/07/19
    美崎さんやることが面白いな。さすが
  • いざ北へ2008その12 金城さんのプロフィールを使って最終講義を行う - 記憶の彼方へ

    予告通り、金ちゃん(id:simpleA)のヴィジュアル系プロフィールhttp://www.geocities.jp/simpleb_test/等を教材の一部に使用して、情報文化論の最終講義を行いました。私の勝手な「金ちゃん論---ウェブ時代のひとつの生き方」、そのつたない解説に耳を傾けてくれた300人を超える学生たちには金ちゃんの面白さ、凄さが少しは伝わったようで、ホッとしました。その証拠と言っては何ですが、全員に書いてもらった感想文の中からごく一部を掲載します。 KS君 TKさん AYさん TK君 YS君 YK君 TAさん *** 「札幌シュポ」参加希望学生はいまのところ、20名ほどです。

    いざ北へ2008その12 金城さんのプロフィールを使って最終講義を行う - 記憶の彼方へ
    pho
    pho 2008/07/15
    見事なロールモデルになってるなあ。20名ってそんなに来るのか。すごいな。
  • 現実を変えたいと思ったら - 記憶の彼方へ

    現実を変えたいと思ったら、少なくとも自分の理想を明確に語れなければならない。そしてその語りが相手を説得し、相手を変える必要がある。現実はある面で人間関係、コミュニケーションの総体であるから、少なくともその関係、コミュニケーションの質を変えない限り、現実は動かない。理想によって現実を動かすことは、関係、コミュニケーションに一種の革命を起こすことである。そのとき一番深い変化は実は自分の中で起こっている。現実がいい方向へ動いているときには、自分が深いところで変化しているのだ。 しかし、以上のことをすべて裏返しにしたのが普通は現実である。自分は変わらずに、相手にだけ変化を求める。すると相手はますます頑なになり、現実もますますよくない方向に進む。そしてそんな現実の中で「私」は疎外感を募らせることになる。 人生の少なからぬ悩みはそのあたりに起因するのではないか。だとすれば、気持ちよく生きるための条件は

    現実を変えたいと思ったら - 記憶の彼方へ
    pho
    pho 2008/07/15
    「少なくとも自分の理想を明確に語れなければならない。」ビジュアルで明確に
  • 情報文化論2007 第7回 二大帝国と世界宗教:世界の手鏡、反世界、古代の情報発電所 - 記憶の彼方へ

    今回の講義の要点です。 情報文化論2007 第7回 二大帝国と世界宗教:世界の手鏡、反世界、古代の情報発電所 1ローマ帝国と漢帝国の共通点 1.1強い皇帝 1.2百科事典の登場 1.3ネットワーク 1.4編集技術 2ローマ帝国と漢帝国の相違点 2.1思想 2.2科学と医学 2.3宗教 3ユダヤ教からキリスト教への転換点 3.1ヘブライズム 3.2ユダヤ教の流れ 3.3キリスト教の誕生の謎 3.4ディアスポーラ 3.5ミトラス教 4ヨーロッパの準備 4.1カッシオドルスとボエティウス 4.2ベネディクトゥス修道院 4.3コプト文化*1 4.4ヴィヴァリウム 4.5修道院と修道会の系譜 5七世紀の動向 5.1聖徳太子と法隆寺 5.2マホメットの登場とイスラム教の誕生 5.3玄奘(げんじょう)の旅行と翻訳 前回を簡単に振り返っておきます。前回もまた、視野の一方の片隅に「宇宙の始まり」を、もう一方

    情報文化論2007 第7回 二大帝国と世界宗教:世界の手鏡、反世界、古代の情報発電所 - 記憶の彼方へ
    pho
    pho 2008/07/15
    やっぱりすごいな。準備せねば、もっとこのイベントを楽しむために。
  • 私の星地図 - 記憶の彼方へ

    ブログを介して知り合った人たちが住む場所を、気が向いたら我流の地図の上にマッピングしている(場所が違うとか、漏れている人がいたら知らせてね)。最近だけでどんどん増えて行く。色んなことを思う。想像する。このなかの何人かがわざわざ当に夏の札幌に飛んできてくれる。 そのなかの一人id:phoさんは今ペルーにいるという。ペールーにはビルとメラニーもいる。お隣のパラグアイには今年始めに連絡をくれた田中さん、さらにブラジルのサンパウロには中山さん(id:taknakayama)も面識のある今東京に来ている写真家の楮佐古晶章(かじさこ あきのり)さんが住んでいる。ドイツには今東京に帰省中の小林章さん、ベトナムには鈴木基さん(id:innhatrang)がいる。 ブログをやっていなければ、知り合うことのなかった人達のある意味でリアルな立ち位置に思いを馳せる。地理的物理的な距離や心理的な距離はテクノロジー

    私の星地図 - 記憶の彼方へ
    pho
    pho 2008/07/13
    こういうマッピングをしてみると楽しそうだ
  • その蝶の名は - 記憶の彼方へ

    http://www.the-alist.org/wallpaper/wallpaper404.html あれは、2年前の夏のことだった。梅田さん(id:umedamochio)がサンフランシスコで面白い飛び方をする蝶(id:bookscanner)を発見したと報告した。それはどんな飛び方だろうと興味をもった私はさっそく見に行った。もちろん、現地にではなく、ネット上で。それはそれは今まで見たことのない不思議な飛び方をする蝶だった。しかもときどき消えたりもする。そして思わぬ場所からひょっこりと顔を出す。変な奴だ。でも面白い。そこで私は忘れないように、名前をつけた。学名はPapilioninae Bookscannerius。英名はBookscanner butterfly。 Bookscanner butterflyの不思議な羽ばたきが起こす波動は太平洋を超えて確実に日にも伝わってきた。そ

    その蝶の名は - 記憶の彼方へ
    pho
    pho 2008/07/04
  • 白竜神の消息 - 記憶の彼方へ

    以前、川っぷちに建つ謎の祠は水の神である白竜神を祀っていたという事実まで突き止めた。 「近づけない祠」(2008年04月12日) 「謎の祠のさらなる謎...」(2008年04月26日) 祠のある中村牧場に向かう山道 白竜神のその後の消息を確かめるために、中村牧場を訪ねようとした。しかしすでに牧場も、中村家も存在しなかった。 祠から一番近い家を訪ねて、ちょうど畑仕事をなさっていた方に、表札がなかったこともあって、てっきり中村さんだと思って声をかけた。するとまったくの別人で、中村さんはもう10年前に亡くなり、中村牧場もすでに存在しないことを教えられた。私が馬頭大神や白竜神の祠のことを調べていると聞いて、その方は中村さんのご子息たちはみなこの土地から離れたが、実弟の中村さんが近所に住んでおられるから訪ねてみるといいと助言までしてくださった。 中村さんご夫婦は親切に応対してくださった。お二人からう

    白竜神の消息 - 記憶の彼方へ
    pho
    pho 2008/06/28
    高校のスキー授業で盤渓に行ったのを思い出した。このリサーチ楽しそう。
  • ペルーからの知らせ - 記憶の彼方へ

    アメリカ滞在中に同じアパートに住んでいたのが縁で親しくなった若いカップル、メラニーとビルが南米のペルーにいることを先月メールで知らせてくれた。TravelBlogを利用して、不定期だがペルーから近況を報告し始めたという。 Melanie And Bill メラニーはあのアーミッシュ系住民のいることでも知られるペンシルバニア州出身の医学生。ビルはオハイオ州出身の中学校の科学の教師。ビルは私が帰国する直前に開いてくれたお別れパーティーでは自慢の弟を紹介してくれた。あのジャック・デリダの有名なアーカイブのあるカリフォルニア大学アーバイン校で政治学を専攻するジョーだった。ジョーは小泉前首相の髪型と政策について色々と質問してくれたことを思い出す。 アパートの敷地内で出会うたびにメラニーとビルは必ず何かと声を掛けてくれた。一人暮らしの私をどこか不憫に感じていたのかもしれない。私自身はむしろ孤独を楽しん

    ペルーからの知らせ - 記憶の彼方へ
    pho
    pho 2008/06/26
    「あれから三年経って、忘れかけた頃に、二人から今ペルーにいるよ、と朗報が届いたのだった。」
  • 能動型検索、受動型検索、そして無意識型検索 - 記憶の彼方へ

    「検索」と「想起」、それぞれのメカニズムと両者の関係に非常に興味のある私はエントリー 「いうまでもなく、検索とは想起のことである 」(2006-11-08)を書いた。そのコメント欄で、bookscannerさんは一口に「検索」といっても、先ずは少なくとも、「能動型検索」と「受動型検索」の二種の検索を区別するべきであるという卓見を書いてくださった。確かにそうである。 一般的によく使われている検索に関しても、二種に区別することができる。「WEBなら、ひとつはディレクトリ型検索で、もうひとつはロボット型検索」であり、「なら、カタログ検索と全文検索」である。 表面的には、ディレクトリ型検索やカタログ検索は、すべてお膳立てされたパック旅行に似て「受動的」であり、ロボット型検索や全文検索は、行き当たりばったりの一人旅に似て「能動的」な印象を与えるかもしれないが、システム的には、「タグ」がついていなけ

    能動型検索、受動型検索、そして無意識型検索 - 記憶の彼方へ
    pho
    pho 2006/11/19
    意外なつながりを求める。まだぼんやりしていてよくわからない