銀河団「Abell 2597」の中心部で、ガス雲をのみ込むブラックホール(2016年6月7日公開)。(c)AFP/EUROPEAN SOUTHERN OBSERVATORY/ NRAO/AUI/NSF; Dana Berry/SkyWorks; ALMA (ESO/NAOJ/NRAO) 【6月9日 AFP】南米チリで観測を行っている天文学者チームは8日、地球から約10億光年の距離にある「超大質量」ブラックホールが、ガス雲をのみ込もうとする様子を捉えることに史上初めて成功したと発表した。 国際研究チームは、チリ・アタカマ砂漠(Atacama Desert)にある巨大電波望遠鏡「アルマ(Atacama Large Millimeter/submillimeter Array、ALMA)」を使用して、時速130万キロの速度でブラックホールの方向に流れている3つのガス雲を発見した。 欧州南天天文台