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ブックマーク / blogs.itmedia.co.jp/kurikiyo (34)

  • 公取委によるJASRACへの排除命令でニコニコ動画はどうなるのか:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    昨年の4月に公取委がJASRACに立ち入り検査をした件、ほとんど記憶からなくなりかけていましたが、結局、排除命令が出るようです(ソース)。 この件で問題とされていたのは、放送局に対する「包括利用許諾契約」つまり、曲の使用ごとに料金を計算するのではなく、十把一絡げで料金を支払う方式です。これがJASRAC以外の著作権管理団体の参入障壁になっていると判断されたわけです。 包括利用許諾契約がなくなると、放送局の人は番組で使う曲を集計して報告しなくてはならなくなりますので、大変そうですが、どっちにしろこの作業は今までもやっていたのではないでしょうか?(放送局の現場についてはよく知りませんが。) さて、この排除命令がJASRACとニコニコ動画との関係においても適用されるかどうかはわかりません。しかし、仮に1曲ずつ報告が必要ということになっても、ニコ動はコンピュータで動いているわけですから、集計作業は

    公取委によるJASRACへの排除命令でニコニコ動画はどうなるのか:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
  • 「ダウンロード違法化」が確定したようですね:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    津田大介さんのTwitter経由で知りましたが、私的録音録画小委員会において、ダウンロード違法化(正確には、未許諾でアップロードされたコンテンツを情を知った上でダウンロードする行為を私的目的複製の対象としないようにする)が確定のようですね。まあ、個人的には残念ですが、予想通りの展開です。 しかし、この改正によって当に効果があるかは疑問だと思っています。ちょっと前に実施されたアイシェア社の調査では「違法ファイルのダウンロード違法化によってCDやDVDなどの購入機会が増えると思うか?」との質問に対して、約70%「変わらない」と述べています。なお、この率は性別、年齢層にかかわらずほぼ同じです。 よく、ネットユーザーを中心に調査をすると結果がぶれることがありますが(ジョークとして「ネット調査によると日のインターネットの普及率は100%」なんていうのがありますね)、今回の調査はそもそもネットの世

    「ダウンロード違法化」が確定したようですね:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
  • ニコニコ動画の偽サイトと特許について:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    Twitterのタイムラインから知りましたが、ニコニコ動画のほぼコピーのBamzuku.comというサイトがあります(ニコ動をリバースエンジニアリングして作ったようです)。YouTubeの動画にコメントをオーバーレイするという懐かしい作りになっています。さらに、このサイトは、丸ごと売りに出されているようです。 非同期で動画にコメント付けするサービスのおもしろさは質的なものだと思うので、外国でもニコ動的なサービスが流行る可能性は十分にあると思います。 ここで、気になるのが、このブログでも書いたニコ動に関してドワンゴが出願している発明です(関連エントリー1、関連エントリー2)。 一般に特許権はそれが成立した国の中でしか効力がありませんので、仮に日で特許権を取得できても海外での使用を差し止めることはできません(ネットサービスで国をまたがってサービスを提供する場合は微妙ですが)。 しかし、WI

    ニコニコ動画の偽サイトと特許について:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
  • ニコニコ動画関連の特許出願がもうひとつあった件:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    ニコニコ動画関連の特許出願がもう1件されていることが判明しました(特許公開2008-172745)。コメントリスト中のコメントをクリックすると、そのコメントが付けられた場所から動画が再生できる機能に関する出願のようです(正直、これは便利な機能)。 しかも、審査請求済み。特許出願は出願しただけでは形式的な審査しか行なわれず、審査請求を別途行なってはじめて実体的審査が開始されます。審査請求がされているということは、通常は、出願人が「とりあえず出願しとくか」モードではなく、気モードであることを意味します。

    ニコニコ動画関連の特許出願がもうひとつあった件:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
  • 栗原潔のテクノロジー時評Ver2 > 【速報】ニコニコ動画の特許が公開されました : ITmedia オルタナティブ・ブログ

    以前から何回か話題にしていたニコニコ動画の特許出願ですが、特許電子図書館(IPDL)にて公開されました(情報提供者の方ありがとうございます)。なお、すべての特許出願は出願日から1年半で自動的に公開されるルールになってます。 特許電子図書館のトップページから「初心者向け検索」→「特許・実用新案を検索する」で、キーワードをドワンゴにして検索すると一番上に表示される「特許公開2008-148071 表示装置、コメント表示方法、及びプログラム」というのがそれです。公開公報のPDFファイルをここにもアップしておきました。 さて、出願の内容ですが、みんなで一斉にコメントしても表示が重なって見にくくならないという点を特徴としています。さすがに、動画アノテーション(コメント付け)での非同期Watch&Chatのアイデア自体は中国のMojiti(今は、Huluに吸収されてしまいました)をはじめとして、ニコ動

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  • JASRACの黒歴史にちょっと触れてみる:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    JASRACの公取立ち入りについて書いたエントリーで、 JASRACのすべてが大問題というわけではありません。比較的ちゃんとしている部分もあれば、問題ありな部分もあります。事実に基づいた冷静な批判を行なっていきたいものです。 なんて書きました。その時に引用しておけばよかったですが、heatwaveさんのブログのこのエントリーとかこのエントリーが参考になります。「日のCDが高いのはJASRACのせい」などというよくネットでありがちな批判が的外れであることがわかります。 と言いつつ、別に私はJASRACを全面的に信頼しているわけではありません。一般的に言って、大勢の人から金を集めて再分配する、競争原理があまり働いていない、法的に強制力のある権利を持っている、監督官庁から天下りを受けているという組織は、黙ってると腐敗しがちであるのは、社会保険庁等の例を出すまでもなく自明でしょう。 となるとやは

    JASRACの黒歴史にちょっと触れてみる:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
  • 著作権管理事業における競争原理の続き(仮):栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    著作権管理事業における競争原理についての考察の続きです。ちょっと時間がないのでWikipediaレベルで調べたレベルの(仮)の内容です。 ケーススタディとして米国の状況があります。米国ではBMIとASCAPという二大著作権管理団体が競争状態にあります。そもそも、日で著作権等管理事業法ができて複数の著作権管理団体を作れるようにしたのも米国の制度をロールモデルにしていると思います。 では、米国においてこういう複数の著作権管理事業者がある状態で良い意味での競争原理が働いているかというと坂龍一さんは以下のように言われています(ソース) 「北米における演奏権については、私はASCAPと契約している。ASCAPの場合は、一般企業と同様にビジネスとしてやっており、契約の時も先方から 会いに来た。そのときに、市場原理が働いていることを実感した。著作権の管理業務についても、なるべく市場原理で自立させるべ

    著作権管理事業における競争原理の続き(仮):栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
  • 著作権管理に競争原理は働かないのか?:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    はてなダイアリでcopyrightさん(ちょっと変な感じですが)は以下のように書かれています。 なぜ、著作権の集中管理に置いて、公正な競争が利用者にメリットをもたらさないかと言うと、基的に著作物というのは代替物が無いからです。 例えば、Perfumeの「ポリリズム」をどうしても利用したいと思ったら、他の曲では代わりになりません。 Perfumeの曲を管理しているところから許諾を得ざるをえません。JASRACが管理していれば、JASRACから許諾を得なければならず、その時に他の団体との競争は発生しません。 自由な競争が無いというのは、JASRACの問題ではなく、代替物の無いところに「競争」を持ち込んだ著作権と管理事業法そのものの問題なのです。 確かに従来型の著作権管理のやり方ならそうだと思います。しかし、ネットの世界(というかデジタルの世界)に限って言えばそうでもないと思います。 私なりに

    著作権管理に競争原理は働かないのか?:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
  • そもそも著作権利用の包括契約ってどーなのよ?:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    音楽著作権管理のあるべき姿で言えば、使った分に応じて利用者(あるいは利用者にサービスを提供するプロバイダー)が料金を支払って、(可能な限り少ないピンハネで)著作権者(作曲家・作詞家)に利用料がわたるようにするのが理想でしょう。しかし、現実的には、全曲を申告するのは事務作業的にやってられないことが多いので包括契約にしているわけです。いわば、包括契約は妥協案です。 生演奏を提供するライブハウスやCDをかける音楽喫茶等では包括契約せざるを得ないことが多いと思われます。と言いつつ、今はネットでJASRACのデータベースを検索すればすぐ番号がわかりますし、通常のライブハウスであればそんなに負担はないかもしれません。ただ、一説には個別許諾にすると包括契約より高くなってしまうという話もあるようです(ライブハウスやジャズ喫茶とJASRACの関係についてはいろいろとあるようですが、まだ充分に調べ切れておりま

    そもそも著作権利用の包括契約ってどーなのよ?:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
  • JASRACへの公取委立ち入りはニコニコ動画にどのような影響を与えるか?:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    JASRACへの公取委立ち入りの件ですが、(紙の)日経夕刊にちょっと詳しく載っていました。 まず前提として説明しておくと、放送局とJASRACの間の契約は包括契約という形態になっており、放送局が収入に一定割合を乗じた金額を支払えば、自由にJASRAC管理曲を使えます。JASRACは徴収した利用料をサンプリング調査等に基づいて決めた分配率で各権利者に分配することになってます。どんぶり勘定方式ではありますが、事務手続きの容易さという点ではメリットがあります。 今回の件は、この包括契約に加えて何か不公正な契約があったのかと思っていましたが、日経の記事によると、「包括契約の仕組み自身」が問題とされたように読めます。つまり、JASRAC以外の著作権管理団体(JRC等)との契約では、個別の曲を申請する仕組みになっているので、放送局側が契約をいやがる(JASRACと包括契約しておけば95%の曲が使えるの

    JASRACへの公取委立ち入りはニコニコ動画にどのような影響を与えるか?:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
  • 【速報】公取委がJASRACに立ち入り検査:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    ソースは読売新聞です(追記:日経の方が詳しかったです)。「放送局との間で同業者の参入を阻害するような契約を結んでいた」疑いでだそうです。続報を待ちたいと思います。 以前もちょっと書きましたが、 (2006年9月より、)音楽著作権管理業は公正取引委員会の監視対象事業分野となっております(参照PDF)。 独占状態にあること自体が悪いわけではないですが、独占状態により公正な競争が妨げられていると判断された場合には今回のように公取委が介入してきます。そういう意味では、著作権管理事業も聖域でもなんでもなくて、他のビジネスと変わりません。 ところで、この事件により、2ちゃん等でまためちゃくちゃなJASRAC叩きが始まるかと思いますが、当ブログの読者の方はおわかりのように、JASRACのすべてが大問題というわけではありません。比較的ちゃんとしている部分もあれば、問題ありな部分もあります。事実に基づいた冷

    【速報】公取委がJASRACに立ち入り検査:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
  • ブックオフ問題にはどう対応すべきなのか?:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    以前書いたブックオフに関するエントリーでは、ちょっとシニカルな物言いをしてしまいましたが、新古書店の問題に対して何らかの対応が必要そうな点については理解しております。 多くの人が新刊(特にマンガ)を買って読んだらすぐに新古書店に売る、そして、新古書店で買った人も読んですぐまた新古書店に売るというサイクルが繰り返されていると、著作権者にも(そして、出版社にも)対価がわたらない状態でどんどん二次流通が行われてしまいますので、クリエイターのインセンティブが失われてしまうという理屈は理解できます。 ただ、この問題の質のひとつは、定価を払って買って手元において何でも読み返したいようなクオリティの出版物が少ないということと、再販制度によって新刊書の市場価格が市場原理によって決まらないという点にあると思いますが、その話はとりあえずここでは触れません。 結論から言うと、現行法の枠組みで考えるならば、1度

    ブックオフ問題にはどう対応すべきなのか?:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
  • 栗原潔のテクノロジー時評Ver2 > そもそも何で国内曲とか外国曲とかややこしいことになっているのか? : ITmedia オルタナティブ・ブログ

    なんか今週はニコ動に振り回されてしまった感じであります。ところで、前回書いた質問(「静止画あるいは真っ黒画面にJASRAC管理外国曲を付けたものはアップできますか?」)について、ニコ動側から回答が帰ってきました。お答えはNGというこことです。「動画投稿サイト」としてJASRACと契約している以上、投稿されたものはすべて「動画」とみなすという運用のようです。 さて、そもそも、なぜ同じJASRAC管理曲でも国内曲はOKで外国曲はNGというややこしいことになっているのでしょうか? この説明をするためには、まず逆に、なぜ外国の曲を日で演奏したり、ネット配信(動画なし)したりする時に、その外国の著作権団体の許諾を受けなくてよいかを考えてみましょう。これは、世界各国の著作権管理団体がネットワークを結んで互いに許諾を行い、利用料のやり取りをしているからです(JASRACのサイトの「JASRACの国際ネ

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  • 【緊急】やはりニコ動でのJASRAC外国曲の利用はNGであった件:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    前々回に書いたニコニコ動画のお問い合わせ窓口からの回答は先方の勘違いだったようです。訂正のメールが来ました。 結局、A1.JASRAC管理の内国曲のみ利用可能、A2.ブログパーツ/ニコニコ外部プレーヤーの使用はOK、A3.タグ等でのJASRAC管理番号の表示は現状では不要ということだそうです。 ということで、フランス人の曲である「さよならをおしえて」は投稿者削除となりました。「砂に消えた涙」も準備中だったのに~ (T_T) 完全な静止画(口パクもなし)に外国曲付けた場合はどうなるのでしょうかね?それか、全く真っ暗な画像に外国曲だけとか?これは、別途聞いてみることにします。しかし、よくよく考えてみれば、「初音ミクsings」も外国曲(動画なし)の置き場として活かす道も出てきましたね。 また、前回に書いたeyeVIOとニコ動の違いですが、結局、JASRAC管理曲であることの提示の要・不要の違い

    【緊急】やはりニコ動でのJASRAC外国曲の利用はNGであった件:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ
  • ニコニコ動画にJASRACとの契約の細かい点について聞いてみた:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    追記: 以下のニコ動側の回答は先方の勘違いだったようです。ということでこのエントリーは意味がなくなりましたが記録のため残しておきます。詳しくは訂正エントリーを参照ください。 ニコニコ動画とJASRACの契約に関して利用者としてのルールがあまり明確になっていないように思えるのでニコ動の問い合わせ窓口に聞いてみました。(追加: 以下のQ&Aは私による要約です、実際にこんなぶっきらぼうなやり取りが行われたわけではありません、念のため) Q1.外国曲は使えるのですか? A1.JASRAC管理曲であれば使えます。 ※ いわゆる動画へのシンクロ権に関して海外の著作権管理団体との話はついているということなのでしょうか?まあ、使えると言っているので使えるのでしょう Q2. 他サイトに埋め込み表示したらどうなるのですか? A2. その「他サイト」に聞いてください。 ※ 要するに許諾は表示するサイトが取れとい

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  • 栗原潔のテクノロジー時評Ver2 > ブックオフが「著作物使用料に類するもの」を支払う意図は? : ITmedia オルタナティブ・ブログ

    はてブに「これはひどい」タグが大量に付けられるのが見えるような話ですが、新古書店のブックオフが著作者団体に「著作物使用料に類するもの」として1億円を支払う申し出をしたそうです(ソース、ただしブックオフ側からの正式コメントなし)。 古の販売については著作権者側には一銭も入りませんので、著作者団体が何らかの形で分け前をよこせと運動するのは一応うなずけます。しかし、それは法律の改定をするよう働きかけるという形で行うべきです。古の販売に著作権(譲渡権)が適用されない(ゆえに著作権者側に金が入らない)のは現在の著作権法で明確に規定されているからです。 著作権法26条の2では、正規の権利者からいったん譲渡された著作物には譲渡権は及ばないと明確に規定されています(解釈論とか契約でこうなっているという話ではありません)。ちなみに、譲渡とは有償、無償をとわず所有権を移転することです。このようにいったん正

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  • どのCMが見たいですかと聞いてくるテレビについて:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    サウスパークにしろ、各テレビ局のサイトにしろ、Huluにしろ、米国の動画配信サイトは基的に、強制CM視聴による広告収益モデルなわけですが、CMの量はYahoo!動画やGYAO等と比較してかなり少ない気がします。通常のテレビ放送(日米問わず)と比較しても少ないでしょう。さらに、ユーザー登録も不要なことが多いので当に十分な広告収益が得られるのか心配になってしまいます。このあたりは日米の広告業界のビジネスモデルの相違に関係してるのかもしれませんが、よく知りません。 ところで、Huluではなかなかおもしろい広告方式を提供しています。動画コンテンツを見ると最初に「新作映画xxxxの予告編を見ますか、それとも普通のCMを見ますか?」というように聞いてくることがあります。また、「これから自動車のCMを見ていただきますが、どの車(たとえば、SUV、セダン、スポーツカー)のCMを見たいですか?」と聞いて

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  • 栗原潔のテクノロジー時評Ver2 > 米国のテレビがずいぶん先に行ってしまった件について : ITmedia オルタナティブ・ブログ

    一昨日のエントリーでちょっと書いたHuluが大迫さんのブログで詳しく紹介されています。 中でもすごいと思ったのは、動画コンテンツを他のサイトで埋め込み表示するときに、開始点と終了点を指定して埋め込みができるところです。たとえば、ブログや掲示板で「昨日のHey!Hey!Hey!のかしゆか萌え~」(あくまでも例)と書くときに、まさにその「萌え~」の瞬間の動画映像をそこに貼り付けることができるわけですね。これってすごいエクスペリエンスではないでしょうか?これこそが放送とネットの融合のあるべき姿の一例だと思います。 ちなみに、この機能はニコ動よりもちょっと前から中国で動画コメント付けサイトを展開していたMojiti社をHuluが買収したことで実現できたようです。ゆえに、ニコ動式の動画コメント付けがHulu上で実現されることも充分考えられるでしょう。(なお、Mojitiの元々のサイトは既に閉鎖されて

    栗原潔のテクノロジー時評Ver2 > 米国のテレビがずいぶん先に行ってしまった件について : ITmedia オルタナティブ・ブログ
  • 栗原潔のテクノロジー時評Ver2 > 米国テレビ局のサイトはこんな感じになっているよという話 : ITmedia オルタナティブ・ブログ

    サウスパークのネット配信のことを書いたついでに、米国主要テレビ局のABC、CBS、NBC、FOXのサイトを簡単にチェックしてみました。各社に共通して言えるのは、超ドル箱番組(Prison Break、Lost、ER、The Simpsons等々)のフル・エピソード(番組全部)を無料で(強制CM視聴で)ストリーミング配信しているという点です。フル・エピソードの配信サービスはどのサイトでも中心的な位置づけになっています。これらの番組はテレビで放送された数時間から数日後にネット視聴可能になるようです。残念ながらIPチェックがかかっており、日からは視聴できませんが(一応)。 NBCでは、一部番組のダウンロードもできるようになっています(ダウンロードを観るときにCMをスキップできるかどうかは不明)。また、ABCではLOSTをHD配信してますね。2-Minute Replayというサービスを提供して

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  • サウスパーク全エピソードをネット公開:栗原潔のテクノロジー時評Ver2:オルタナティブ・ブログ

    米国の強烈アニメ、サウスパークの公式サイトで全エピソードのネット公開が始まったようです(ソース)。強制CM視聴で完全無料。IPチェックもしてないようなので日からでも視聴できます。CM時間もわずかで延々と見せられることはないのでストレスなく観れます。 日語吹き替えしてニコニコで配信したらキラーコンテンツになりそうですけどね(字幕だとコメントとごっちゃになってわかりにくいでしょうし)。 この例に限らず、CBS、ABC、NBC等の米国メジャーTV局のサイトを見ると、キラーコンテンツ(Heroesなど)をノーカットで流すのが常識化しています(残念ながら、IPチェックがかかっていて日では観られないものがほとんどですが)。第二xxxというように、ネット配信を隔離して番宣やオマケ映像を細々と流している日テレビ局とはずいぶん違うなという感じがします。日では「テレビ局もネット配信に対応してますよ

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