♪レソソミレミ~ レソソミレミ~。JR神戸駅(神戸市中央区)のホームに、列車の到着を繰り返し知らせる「接近メロディー」。JR西日本が、神戸線のために制作を依頼したオリジナル曲「さざなみ」で今年、採用から25年を迎えた。軽快な音色が印象的だが、兵庫県出身の記者は引っかかっていた。「いつからか、微妙に音変わってない?」(大橋凜太郎) 接近メロディーは、列車の入線を乗客に伝えて、注意を促すために流される。かつてはけたたましいブザー音が多かったが、私鉄などでメロディーに切り替える動きが広がり、JR西も1997年3月、さざなみを採用した。 西谷喜久さん(64)=堺市=が、瀬戸内海のきらめきや六甲の風をイメージして作曲した。主旋律を伴奏が包み込んで立体的に表現するアレンジで、警告音の要素と芸術性を兼ね備えた音に仕立てた。 それから四半世紀。さざなみは神戸線の多くの駅などで使われているが、幼少期から耳な