この文章は「COVID-19に感染したものの運良くほぼ無症状で経過した一家の記録」ですが、これを読んで「なーんだやっぱたいしたことないんじゃん」とはゆめゆめ思われぬよう、前もって申し添えておきます。私は「コロナたいしたことないよ派」「アジア人は大丈夫だよ派」「軽症状者にPCRは過剰診断だよ派」に与しませんし、それら一派の方々がこの日記を牽強付会の材料にすることがないよう、強く牽制しておきます。マスク、手洗い、ソーシャルディスタンスそして検査。 3/26(木) キッチンからギャアと声が聞こえる。聞こえたがふたたび眠りに落ちてしまった。昼過ぎに目覚めてから、朝どうしたの? と妻に聞くと、トースターで焼いていたパンを黒焦げにしたのだと言う。すぐ脇にあったジップロックまで溶かしたと。妻は気の毒なくらい粗忽から遠くにある人間で、これはかなりのイレギュラーな事態である。 通っていたチャーチで、コロナウ
![濃厚接触者から無症状感染者になったものの、もやもやした日々は変わらず続く。|唐木元](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/d28861af3797e83005a1abbf7e0f731413162a85/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fassets.st-note.com%2Fproduction%2Fuploads%2Fimages%2F24886120%2Fpicture_pc_d5a2991837c16c95ac920a59fe599cc4.png)