NECが2007年夏モデルとして投入した「VALUESTAR N」は、入社2年目の大石剛久氏が製品企画を担当した。学生時代からNECのパソコンを利用していたという大石氏は、「自らが個室で使うならどんなパソコンが欲しいか」という考え方を基本に、この製品の開発に挑んだ。「お客さまには、VALUESTAR Nを中心に置いた、Myパソコンの世界を創り上げてほしい」と語る。個室パソコンという新コンセプトの製品開発に挑んだ、若き社員の挑戦を聞いた。 「VALUESTAR N」は、15.4型ワイド液晶ディスプレイ一体型デスクトップパソコン。「一家に1台」という考え方をさらに進め、1部屋1台あるいは1人1台の環境をつくるべく開発した戦略製品である。 机の上に設置しても場所を取らないよう省スペース化を達成。加えて、「フレックスバー」と呼ぶ付属のハンドルを握れば、家中どこにでも持ち運べる手軽さを演出。フレッ
▲ NECパーソナルプロダクツ PC事業本部 商品企画本部 商品技術部の大石剛久氏。今年で入社3年目ながら、「VALUESTAR N」の商品企画を一から担当した 矛先が向けられたのは入社したての大石剛久氏(現在27歳)。「大学の専攻は工学系だが、右も左もわからなかった」と語るように、最初は苦労の連続だった。上から言われたのは、「企画自体に行き詰まり感があり、(企画段階で)すぐにデスクトップかノートか、という既存のスタイルになる。どうしても寄り道ができずに、新しいものが生まれにくい」ということ。 入社試験の面接では、使っていたNECのパソコンについて「液晶が暗くて重い」と正直に批判した。パソコンに必要なものは何かと聞かれて、「デザインです」と即答したら、合格通知が届いたという。 入社したては先輩の後について、マーケティングや開発など現場を勉強した。 「なぜ企画を任せられたのかはわからない。聞
ソニーの新規事業創出プログラム「Seed Acceleration Program」。そこで生まれた革新的なアイデアはどのように商品化され、クラウドファンディングとEコマースのサイト「First Flight」から羽ばたいていったのか 2016/01/29 up
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く