Mobile World Congress 2011(MWC)でNTTドコモは、国内キャリアとして唯一ブースを構え、自社のサービスや端末などを展示している。 展示内容の1つが、近距離無線通信の国際規格であるNFC(Near Field Communication)に対する同社の取り組みだ。 Android 2.3がNFCをサポートするなど、NFCの普及環境は徐々に整いつつあり、モバイル決済などのサービスに対する注目度が世界的に高まっている。一方の日本では、既にモバイル決済は多くのユーザーに利用されている。ハイエンドからスタンダードまで、幅広い端末にFeliCaが採用され、“おサイフケータイ”として親しまれている。 FeliCaはNFCと互換性があり、NFC対応機器でも通信することが可能。しかし、FeliCaが持つセキュリティロジックなどは利用できない。NFCが国際的に普及することを見すえ、