広島県の湯崎英彦知事が、第3子の誕生に伴って部分的な「育児休暇」を取得する意向を示したことをめぐり、県は26日、反対意見の電話やメール140件が寄せられていることを明らかにした。湯崎知事は、同日の会見で「公務に支障がないよう、折り合いをつけて取得したい」と述べ、改めて理解を求めた。 湯崎知事が「育休取得」を表明したのは今月19日。26日朝までに寄せられた声は165件で、このうち8割余りが反対意見だった。第3子は28日に誕生予定。 会見で湯崎知事は、大阪府の橋下徹知事が首長の育休取得に疑問を唱えたことに「知事や公務員が遠慮がちに取得すべきだという価値観こそ変わらなければならない」と反論。「取るのが当たり前、という価値観にならないと社会は変わらない。先頭に立ってアピールしたい」と話し、取得への意欲を示した。