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ブックマーク / d.hatena.ne.jp/nagano_haru (16)

  • 待機する労働者−無職と主婦のあいだ− - 腐フェミニスト記-801 Feminist Diary-

    日記6月30日をもって、わたしは今まで勤めていた会社を退職した。 主婦ではなく「無職」という言葉を選ぶ 結婚後、仕事を離れていたが復帰した人が開口一番、「私、いままで無職だったんだけどさ」と後ろめたそうにいう。結婚後、退職して「無職」の場合、夫の扶養に入り「主婦」と自称するのではないだろうか?彼女は「主婦」を経済的な依存関係ととらえており、「主婦」と自分を名乗ることはそれからも一切なかった。 一方、結婚後もデザイナーとして仕事をこなす人が、「いや、わたしも主婦ですからね」とたびたび話す。ある日、出社時間を1時間遅くして欲しいと上司に申し出た理由に度肝を抜かれた。「朝に洗濯物をきれいに洗って干したりする時間が欲しいから」彼女にとって「主婦」であることと「有職」であることはどちらも共存している。主婦であることは「仕事をしているけれども、家庭のこともやっている」という意味で語られる。 一方、わた

    pita-gora
    pita-gora 2010/07/10
    "わたしは生きるために仕事を探しているだけで、仕事をするために生きることを調整しているのではない。"
  • マザコン女の付き合い方 - 隠フェミニスト記

    日記私には事実婚している夫がいる。彼は友達であったり、恋人であったりする。しかし、ときどき、猛烈に「お母さん」になって欲しいときがある。 あるヘテロ(異性愛者)の知人と恋人ができないのが寂しいだの、不安だのとだらだらしゃべっていた。 彼女は大学入学を期に、東京で一人暮らしをはじめた。恋人と付き合ったが、ふられるというカタチで別れてしまいそのときから大変に孤独である。 「誰かと付き合う前はこんな孤独を感じたことなかったのに」 まぁ、いい。そんなもんかも。 私はあまり孤独を感じないが、感じたときは昔は「チャット」とか今は「twitter」とかで紛らわす。ネットがお友達状態である。それは、今も昔も変わらない。 私は大好きなお友達にこっぴどくふられた経験があるので、それ以来「お友達恐怖症」だ。お友達にだって、片思いはある。 彼女は大変、母親を尊敬しており、母親の生き方に共感している。悩みがあれば、

  • 「女」へのハンガーストライキとしてのダイエット - 隠フェミニスト記

    日記ivonnethein.com 「わたしはダイエットなどしたことがない」「わたしは体質的に太らないので気にしない」 この二つの言葉で「ダイエット」に対して、上から目線で構えて決して打ち解けることはない。それが、そもそものわたしのダイエット理解である。 しかし、当にそうだろうか? 私の脂肪は、私に、完璧な母親や、完璧な恋人や、完璧なお手伝いさんや、完璧な娼婦になれと強制するすべての人に対して、『クソッタレ!』といっているのよ。あるがままの私を見てよ。私のあるべき姿じゃなくて、当の私に関心があるなら、この脂肪の層を書き分けて、当の私をつけることができるはずよ!「ダイエットはもういらない」スージー・オーバック著 この一文を読んだとき、脂肪・贅肉・カロリー退治のダイエットとは別のダイエットを考え始めた。それは、私がダイエットという体験として位置づけていなかった「べることを拒む」とい

  • 「○○は俺の嫁」宣言にみるオタクの`嫁`意識 - 隠フェミニスト記

    日記斉藤環と茂木健一郎は犬猿の仲であるらしい。双風舎で配信されている往復書簡を読むと、その辛辣で雄弁な嫌味に笑わずにはいられない。読ませるが得意で、ことばが豊富な人々の真剣勝負は当におもしろい。なにせ、嫌味さえ表現がのびのびとすばらしく、恐ろしい。「こういう人と絶対にケンカしなくないなぁ」と思いながら、一読者としては楽しくてたまらない。 双風舎はたいへんにエライ。もっとこういう`知識人`のガチンコバトルを見たいものである。 この往復書簡、茂木健一郎の音信不通でもって、2年半あまりも中断したのだが、つい先日突然再開した。 たまたまスケジュールに空きができたのだろうかとか、次のディケイドに向けてなにかをリセットされるおつもりだろうかとか、これが「アハ体験」だとかおっしゃりたいのだろうかとか、次々とわき上がるゲスの勘ぐりを必死で退けながら、はたしてこのお手紙に返信すべきか否か悩みました。htt

  • 【インタビュー】フェミニストとここだけのはなし 第二回 「わざわざ、男女で区切る必要があるの?」 - 隠フェミニスト記

    インタビュー 【インタビュー】フェミニストとここだけのはなし 第二回 「わざわざ、男女で区切る必要があるの?」〜たまごぼーろさんの場合 今回インタビューしたのは、早稲田大学の卒論で「腐女子研究」をした早稲田大学のたまごぼーろさん。知り合ったきっかけは、「腐女子の研究をしているので、インタビューさせてくれないか?」と知人を通して言われたことがきっかけ。「そんな面白いことやらずにおれるわけがないだろう?!」ともちろん、前のめりにOKを出しました。こちらとしては、「腐男子」というわけではないのに、なんで、「腐女子」の研究するんだろうという素朴な疑問があったのです。まぁ、「男子/女子」と分けるんじゃない、性別はグラデーションしてるだろ?といわれるとすみませんというかんじ。「何故、男子が?!」というのは、性別の偏見めいたものだもんね。しかし、俗世でもまれすぎている私はついついそう考えてしまい・・・・

  • 【夫婦別姓】「姓が別でなければならないという心理がよく分からない」 - 隠フェミニスト記

    事実婚・夫婦別姓国民新党の亀井代表「(選択的夫婦別姓制)うちは反対だ」 亀井氏、夫婦別姓法案に反対を表明国民新党代表の亀井静香郵政改革・金融相は27日の党幹部会で、夫婦が別の姓でも婚姻関係を持つことを認める「選択的夫婦別姓制」を導入する民法改正案について「うちは反対だ」と明言した。そのうえで「(党内で)議論する必要もない。(法務省からの法案説明の)話も聞くな」と指示した。千葉景子法相は同法案の今国会提出を目指しているが、亀井氏が反対姿勢を明確にしたため与党内調整の難航は確実だ 別姓にしたい心理がわからない? 千葉法相が不快感 「そっちの心理がわからない」 夫婦別姓反対の亀井金融相に 千葉景子法相は16日午前の記者会見で、亀井静香郵政改革・金融相が「姓が別でなければならないという心理がよく分からない」として選択的夫婦別姓制度導入に反対の姿勢を示したことについて「逆に、そっちの心理が分からない

  • なぜ、「働く」とこと「内面」がここまで結び付けられるのか? - 隠フェミニスト記

    日記サブプライムとかいうやつのあとに、とうとう日も若年層の雇用が危なくなる国の仲間入り?していますね。そこで、既得権益どうのこうのは別にどうでもいいや。何かとの対立を煽って気が済むのならばやればいいんじゃない? それよりも、私が憤りを感じるのは、企業が労働者を採用するときの「自己PR」をどんどん先鋭化させていくところだ。 人間が他者に侵害されてはならない、「啓発」も「啓蒙」もそう簡単に許してはならない「ココロ」のありようを審査しようとする就活とは何なのか? エントリーシートを書くために自分史を再構築する 今の就活の企業向け「自分語り」を無理やり構築しなければならない。大学の新卒組は3年生ぐらいから、エントリーシートを書くために、小学校一年生から自分史をさかのぼり、企業にアピールできる部分を抽出し、「自分はこんな人間です」という漠然とした疑問に企業が喜ぶ自己像を作り上げる作業をする。 対企

  • 「上野VS澁谷「男(の子)に生きる道はあるのか?」の笑い声の正体 - 隠フェミニスト記

    日記今年一年の幕開けに私はこんなエントリを書いた。 自分が被害者になれないフェミニズムなど要らない。 私がまきつけたフェミニズムという経典の端々からもれ聞こえる言葉は「被害者」となるか「加害者」となるかで、まるで聞こえ方が違う。当事者として門をくぐれば、両手を広げて笑顔で歓迎するだろう。被害者として戸を叩けば、かくまってくれるだろう。けれど、傍観者として生きた数十年が私の枷となり、加害意識の中で滑り込むとき、私は耳をふさがねばならない様々な言葉がある。 私の今後の立場を予言するような内容だと思う。今、【レポート】「上野千鶴子vs澁谷知美「男(の子)に生きる道はあるか?」への批判があがっているが、私はそこでの参加者として内容を楽しんだ側の人間だ。 ずっと気味が悪かったのが、妙な「内輪的なれ合い」の空気と、会場から聞こえる「笑い」だった。会場の聴衆が見えないため、その「笑い」の状況が見えないの

    pita-gora
    pita-gora 2010/01/22
    私も笑った側の人。haruさんの記事を読んでもっと考えたいと思った。
  • 【批判】「上野vs澁谷「男(の子)に生きる道はあるか?-WAN中継」【まとめ】 - 隠フェミニスト記

    日記先日、私も参加させていただいていた、「「上野千鶴子vs澁谷知美「男(の子)に生きる道はあるか?」」のイベントの内容について、ジェンダーフリーという言葉をめぐる問題などにかかわったブロガーやクィア系ブロガーから批判が続出しております。 ジェンダーコロキアムをめぐる権力の問題やWANをめぐる労働争議などと関連して、とても重要な指摘が各所でなされていますので、まとめました。 すごーく、読み応えがあって、考えることが多くなりそうなエントリの数々です。 笑おう、憤りと皮肉と拒絶とをこめて【FemTumYum-tummygirl】 まず、クィア系フェミ研究者であるわたくしにとってまったくもって笑いがとまらなかったのは、販促目的の公開イベントとはいえ、一応「アカデミックなフェミニズム」とも無関係ではないはずの場、澁谷氏はともかくおそらくは上野氏のゼミ学生もいるであろう場、そしてWANという一応日

  • google検索ストーリー「負け犬検索?!」 - 隠フェミニスト記

    pita-gora
    pita-gora 2010/01/15
    「負けるが勝ち」とい意味なんだけれど、本当に「負け」と勘違い している人いますね。皮肉ってことば知ってますか?
  • インタビューに必要なこと - 隠フェミニスト記

  • 【インタビュー】フェミニストとここだけのはなし 第一回 「ロマンチックは思考を停止させる?」 - 隠フェミニスト記

    インタビュー 第一回 「ロマンチックは思考を停止させる?」〜サミーさんの場合〜 なぜ、インタビュー企画を立ち上げたか? 2010年の1月でこのブログも1年目という区切りを迎えました。ブログをやっていく中で「フェミニスト」の具体的肖像が不足していると感じはじめました。「フェミニスト=田嶋陽子」だったり、「フェミニスト=上野千鶴子」だったりと、「結局、フェミニストって誰?なんだろう?」という疑問がふつふつと湧き上がってきました。不安になって「フェミニストってどこにいるの?!」とブログに書いたこともありました。その中で、「フェミニストフェミニズムやジェンダー周辺の問題について考える人」という定義を自分の中でつくり、様々な人にインタビューをしていこうと考えました。実際、「どんなことを感じ」「どんなニーズがあり」「どう受け取っているのか?」などを紹介していきます。まず、「フェミニスト」というカテゴ

  • 【twitter】フェミ系の本を紹介するBOTをはじめました【@femi_book】 - 隠フェミニスト記

    日記@femi_book フェミニズムの入門を紹介するBOTです。漫画・エッセイ・小説などから幅広くつぶやきます。 フェミ系のをつぶやくtwitterのBOTをはじめました。だいたい1時間に1回くらい、おすすめのをつぶやきます。 たとえば、こんな感じです。『ミッドナイトコール』 上野千鶴子 フェミレベル ★★☆☆☆ http://bit.ly/5NsrQ6 ひとつのつぶやきに1冊ので、長野の独断と偏見に基づいた「フェミレベル」という評価方式を採用しています。 フェミレベルとは?星一つ ★☆☆☆☆ 「サイドメニューにフェミ風味が心地よく香ります」星二つ ★★☆☆☆ 「デザートがフェミのこんがりデニッシュでございます。」星三つ ★★★☆☆ 「メインディッシュがフェミ系でございます」星四つ ★★★★☆ 「さまざまなフェミの風味を加えたコース料理となっております。星五つ ★★★★☆ 「当方

  • 家買えとか、だんなが浮気してるかも、とか、家賃はいくらだとか、子どもをつくれとか。 - 隠フェミニスト記(仮)

    家買えとか、だんなが浮気してるかも、とか、家賃はいくらだとか、子どもをつくれとか。何がいいたいんだ、《あなた》は。《あなた》と同じような家庭生活や人生を歩むつもりはないといっているだろう?いい加減、やめてくれ。 家族を信じているのも、子どもを愛しているのも、だんなを信用してないのも、《あなた》の勝手だ。こっちもそうでなければ《あなた》は安心できないらしいが、そんなことは自分でどうにかしてくれ。無自覚に不安と愚痴の隙間で生きるというのなら、《私》は何も言わないさ。《私》は《あなた》と、家庭生活を話し合い、暴露しあい、現状の不満を言って、同士になるつもりなぞない。 《私》を主婦というカテゴリーにいれなければ気がすまないのは《あなた》の生き方であって、強要するのはお門違いだ。 《私》は、《あなた》に事実婚をしろと迫ったことがあるか?法律婚よりも事実婚のほうが、「確実」だとか「幸せ」だとか言ったこ

  • 【曽野綾子】ミニスカ論争〜被害者語り【まとめ】 - 隠フェミニスト記(仮)

    日記http://livedoor.blogimg.jp/teranews/imgs/f/2/f20c16eb.jpg なぜ、痴漢や強姦は「加害者」が語られるのではなく、「被害者」ばかりに焦点があたるのか?この「危険な夜道」での痴漢・強姦という被害が語られる構造は、女性専用車両を語る構造とよく似ている。 痴漢問題にかかわる言説において、その焦点は被害者に向けられ、遭遇しやすい若年女性自身が危険回避能力や予測能力をもつべきとされる。加害者に焦点を当てた調査はまれで、ほとんどは女性被害者に焦点をあてている。そこでは、被害者の属性、服装、容姿なども研究の対象となり、女性自身の身体管理を求める構造となっているのである。「女性専用車両の社会学」堀井光俊 私はこの一連のミニスカ論争(とでもよんだらいいだろうか?)を見ていて、女性専用車両をめぐる言葉を見ているのと同じ気持ちがしていた。 痴漢という犯罪を

  • 「1968」小熊英二への田中美津さんからの応答 - 隠フェミニスト記(仮)

    フェミamazonのブックレビューの人から応答が書き込まれている。 1968〈下〉叛乱の終焉とその遺産作者: 小熊英二出版社/メーカー: 新曜社発売日: 2009/07メディア: 単行Amazon.co.jpで詳細を見る 私はこのの第17章「リブと私」に出てくる田中美津人です。 エッ、私って「拒症」だったの?、高校時代に家出を「2回」した?「安田講堂に立てこもった男と同棲」してたって?「ぐるーぷ・闘う女」を3人で立ち上げた? 「田中は自己の『物語』の変更や矛盾に、否定的な意識をもたなかった」という自説を証明する資料として、「2004年の講演では『私、ずっと同じことやってるの、苦手なんです』と述べている」と小熊氏は記す。が、実はこれ、「ずっと同じ姿勢で話すのは苦手なんです」と言ってる箇所からの引用なのよ。 こういうトホホな誤読・誤用そして捏造がなんと45箇所もある。これは710ペ

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