一昨日の記事に関して、このようなコメントをいただいた。 男性が描く女性同士の関係では、すぐにいがみあいが発生する、というようなことをよしながさんが言っていて、これにも強く納得しました。そういう世間一般の視線があるのは、事実だと思います。 一理ある。ただ、必ずしも男性作家だけに限らない話だとは思う。女性作家の描く女性同士の関係でも、すぐ「いがみあい」になるものは少なくない。 さて、それでは「やおい関係」(参照)と「いがみあい」の違いはどこにあるのだろうか。それはその関係が自分を高めるかどうか、という一点にある気がする。 よしながふみは女性同士の「やおい関係」の一例として『ガラスの仮面』を挙げているらしい。これはわかりやすい。 ガラスの仮面 (第1巻) (白泉社文庫) 作者: 美内すずえ出版社/メーカー: 白泉社発売日: 1994/03/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 26回この