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ブックマーク / nubaotoro.hatenablog.com (7)

  • 鍋をめぐる歴史と元日のこと - 白井山羊太郎日記

    2014-01-02 鍋をめぐる歴史と元日のこと 明けましておめでとうございます。年も白井山羊太郎をよろしくお願い申し上げます。 年は日記の毎日更新を目指すことを静かに宣言しますが、早くも元日の更新をサボりました。 結婚生活とはおしなべて異文化衝突の摩擦の歴史ということができますが、両家とも大阪出身の白井家の家庭でさえ、生活の有り様というものには微細の違いがあり、幾度も幾度も摩擦を繰り返したものです。 そして当初、細君ともっとも歪みあったのは鍋の方法論についてでした。 余の実家では鰹出汁に野菜を入れ、豚肉を入れる。あとは空いたところに好き好きに具材を入れ込み、最終的に満足するまで工程を繰り返し、鍋をひととおり上げたところで雑炊へと至る。具材にこだわりはなく、べたいものをべたいだけ鍋に入れる。実家では父は蛤、母は鱈、余は豚と三者三様に具材を持ち込み、折にあわせて鍋が具で詰まったり

    鍋をめぐる歴史と元日のこと - 白井山羊太郎日記
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    plugged 2014/01/03
  • 十年愛、または恋 - nubaotoro

    2012-12-03 十年愛、または恋 二人の同僚女性があり、共に余と同年である。ということはもう33になる。彼女らがそういう年齢になっていることに驚く。余は彼女らを女として意識した最後はもう七八年も前になるから、彼女らの女としての年齢もまた、余の裡ではそのくらいから変化していなかったのだ。— 白井山羊太郎(七代目)さん (@nubaotoro) 11月 3, 2010 だから驚いた。彼女らがもう33にもなったのか、と。なるほど、彼女らの尻は丸みに柔らかさが見え、頬もまたしなやかに余の視線を受け止めているようにみえる。或いは気のせいかもしれない。それは余のそういう、視線のこちらがわにある観念の仕業というだけではないか。— 白井山羊太郎(七代目)さん (@nubaotoro) 11月 3, 2010 しかし、余はその年月を彼女らの肌のおもてに感じた。その経年の過ぐ証の、彼女らの在りように

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    plugged 2012/12/04
    十年愛、または恋
  • 可奈子 - nubaotoro

    その前に誰が出演したかはその女の登場によって 少なくとも余にとっては忘却のものとなってしまった。 柳原可奈子(以下、可奈子と表す)、その存在のまぶしさがそうさせた。 可奈子はグレイのワンピースを着ている。 舞台奥から赤いカーペットを体した舞台に向けて歩み迫る可奈子 可奈子と客席のあいだにはロウテーブルが容易されている。 彼女はテーブルのむこうがわに座っているであろう友人に話しかける。 はじめは立ったまま、 次に腕をテーブルにつき膝立ちに、 最後に正座の姿勢で肘をテーブルにおいた。 ワンピースはノースリーヴに袖を解放しており、 可奈子の豊満の上腕が露わになっている。 テーブルに肘をつく姿勢のもと 可奈子の丸々とした肉体が捩れては緩み、 捩れてはまた緩む。 その繰り返しが可奈子の流暢な台詞まわしのあいだ 大洋を巡る潮流のごとく揺れている。 大きくぶるんと、ときに小さくふるふると震える可奈子の肉

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    plugged 2012/10/15
  • 八月のための歓送詩 - nubaotoro

    S高校の女子高生がふたり、はす向かいに立っている。通勤電車の混沌のなかで、その姿は一輪の秋桜のようにも思える。厚めの生地を採った夏服の半袖にはほんのわずかにブラジャーの薄桃色と水色が透けて並んでいる。スカートの長さは膝下丈と決まっているのか、それより上下は存在しない。化粧を知らない彼女らの牧歌の無表情は参考書に目を落としており、貧弱の睫毛がときおり、パサパサと音を立てるように瞬きをする。  車内湿度の高さが彼女らの涼やかな立ち居姿を鮮明にさせているようにも思える。彼女らは一様に両足のあいだに鞄を置き、左手で吊革を摑み、右手に参考書を取る。朝の陽光がUVカットガラスから僅かに差し込み、彼女らの素面の、肉の膨らみや微かの筋肉の動きを映している。幼さのむこうに、抜ける空の高さがある。もう秋である。そういう九月の初旬に、僕は物憂さを背負ったまま勤めに出る見えない自らの姿を、少し恥じるように彼女らか

  • 冬月 - nubaotoro

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    plugged 2011/12/21
    素晴らしい。あと、nubaさんの一人称が好きすぎる
  • 神代植物公園、秋 - nubaotoro

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    plugged 2011/10/19
    異界のような色。ラストの花はまるで人の顔のよう
  • 白井山羊太郎うんこを漏らす、のこと - nuba

    日記 | 13:36 |  昨日、うんこを漏らしました。とても静かな夜のことでした。僕はこの日のことを(たぶん)忘れはしないでしょう。忘れてはならない。そのためにも、この悲しい事件についてここに記さないわけにはゆかないのです。 事件の経緯 屁を放とうと腰を浮かしてひとつ、そしてふたつめの屁をしぼり出そうとしたらうんこが漏れました。僕はトイレに駆け込む。後ろでYが「うわ、くっさ!」と叫ぶのを確かに聞きながら。僕をトイレへと押し遣るYの手は、これまで僕が知る彼女の腕力の上限をはるかに上回るほど強く、僕はそれを背中でしっかりと受け止める余裕もなく小走りにトイレへと急いだのでした。 そのとき漏れたうんこの成分を確認するのは容易でした。じゃがいも、にんじん、青菜の欠片、パプリカの切れ端……それらは明らかに昨晩のカレーライスとサラダです。なにより、うんこの放つ度を越した香辛料の激臭がそのことを証明して

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    plugged 2011/08/13
    気持ち良いくらいにストレートなお話。読み進めるうちにだんだんと目が回ってきた
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