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ブックマーク / ojohmbonx.hatenablog.com (17)

  • 憎まれっ子はばかるザ・ワールド - OjohmbonX

    ああ、磯野に馬鹿にされていると先生が突然思ったそのときにはもう、授業を続けられなくなっていた。 先生が何の前触れもなく黙って、教室の入り口あたりをじっと見ている、子供たちはそわそわ落ち着きを失って、お互いの顔を見合わせたり先生の視線の先を追っている、だけど先生が黙っているせいで誰も声をだせない、静かな教室に耐えられなくて、わざとノートをかしゃかしゃめくったり鉛筆をとんとんしたり音を出す子も出てきて、みんなの心のざわめきが少しずつ、教室のざわめきになりはじめる。 もう無理なのだ。もう心が囚われているのだ。私はこの子に馬鹿にされている。先生は教壇を降りて入り口に向かう。戸をがらりと開けて顔を外に突き出す。 「磯野。」 廊下に立たされていたカツオがびっくりして振り向く。目をまん丸にあけて見上げている。つるつるしたほっぺたで、あどけなく小さく口を開いて、隙があれば面白いことをいって誰でも笑わせてし

    憎まれっ子はばかるザ・ワールド - OjohmbonX
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    plugged 2014/02/25
  • リメイク 樋口一葉「わかれ道」 - OjohmbonX

    【上】 ピンポーン。ピポピポピポピポーンと夜の10時にアパートのチャイムを連打されて立ち上がり、いそいそと玄関に向かう女は麻衣、今年22歳のボリュームのある髪を上にまとめてメイクも落とした素顔の美貌もスウェット姿が台無しで、もう今日は寝ちゃったよ。また明日にしてくださーいとドア越しに言えば、健太だけど。麻衣さん寝てたっていいからあけてよと声が返ってくる。こんな時間に常識ないんじゃないですかと皮肉っぽく言う麻衣の声音はあくまでやさしく、笑いながらドアの鍵を開ければ健太はするりと麻衣の脇をすりぬけて勝手に部屋に上がってしまう。 16歳ながら肩幅狭く顔小さく、目鼻立ちはきりりとして整えずとも生まれながらに眉は細く黒髪短髪、ただ背の低さが11、2歳に見せてバイト先のやつらにちび太などと呼ばれる始末、ダッフルコートを脱げば学生服でこたつに入り、ポテチの袋を開けてもうべている。 健太の向かいに麻衣も

    リメイク 樋口一葉「わかれ道」 - OjohmbonX
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    plugged 2014/01/01
    良い
  • たっくんはいない(1) - OjohmbonX

    あのね、あたし 「すっごい奇跡。だね。宇宙であたしとたっくんが出会ったのって、すっごぃ奇跡。ね、たっくん。ね。たっくん? たっくん? やだ、息してない……」 そしてあたしはたっくんの骨壷をだいてエジプトに旅立った。たっくんは息してるときにエジプトに行きたいってゆってた。だからあたしが夢をかなえる。 たっくんの粉末をスフィンクスに投げつけてたら、エジプトの男が走ってきてすっごく怒ってきた。あたしは英語がすごいから、言ってやった。 「ノーッ。ボーンボーン。ズィス・イズ・ア・ボーン、パウダー。アイ・アム・ジャパン。ズィス・イズ・タックン。タックン、アイ、ヒー。ノーッ。」 あたしは連れていかれた。 牢屋の中で冷静に考えた。あのエジプトの男、たっくんの骨壷を指さして怒ってた。一人でまくのはずるい、俺にもまかせろ、って怒ってた。だからあたしは、これはカレシのボーン・パウダーだから、だめだって言った。ノ

    たっくんはいない(1) - OjohmbonX
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    plugged 2013/12/09
    まぢやばい
  • たっくんはいない - OjohmbonX

    長いので分割しました。アラフォーがシューカツするみたいな話です。 | pdf | | 01 | 02 | 03 | 04 | 05 | 06 | 07 | 08 | 09 | 09 | 10 | | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | どういうつもりで書いてるのかも書いてみました。→http://d.hatena.ne.jp/Yashio/20131208/1386511180

    たっくんはいない - OjohmbonX
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    plugged 2013/12/09
  • ブラックハンターよしえがいくわよ〜 - OjohmbonX

    あたしブラックハンターよしえ。45歳。世の中にはびこるブラック企業に潜入して闇をあばく。政府の密命を受けて、長かった自宅待機からついに解き放たれる。今度の獲物は全国チェーンの居酒屋、八兵衛。ブラックのにおいがプンプンするわ。待ってなさいよ〜。よしえが行くわよ〜。 面接おちた。年下のガキみたいな男が店長で、あたしホールでもキッチンでも何でもするっていったのに馬鹿にした顔して、うちは大学生とか若い子中心でやってますからだって。あたしだってハンターやってますからですけど!? 店長のくせしてほんと生意気。ブラックのにおいプンプンする。完全に黒ですね。 でもかえって落ちてよかったかもしれない。近所の八兵衛だから、知った人がきたら困る。もしあたし「正体」バレたら終わりだもん。死ぬしかないもん。 もっと遠くの八兵衛にしよう。待ってなさいよ〜。よしえが行くわよ〜。 面接うかった。当然よ。とりあえず水曜から

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    plugged 2013/09/30
  • ごんにんげん - OjohmbonX

    あたし友だちとかいないじゃん? だから一人でシャズナのトイレにいるわけ。このへんのゲーセンで一番おおきいのはシャズナだから。トイレもいい感じだし。それに隣のマックにそのままつながってるから便利だし。 でもシャズナにいるとヤマ高の女がいっつも大量にいてムカつく。中山高校ってはっきしゆって偏差値ひくい。あたしは偏差値のことカンペキわかるけど、あいつら偏差値とかも一つもわかんないと思う。だからバカのヤマ高の女たちはいっつも群れてて、すっごくウザい。シャズナがヤマ高の最寄り駅の近くにあるからあいつら溜まってる。 それであたし、ヤマ高の女に嫌がらせとかしてるわけ。積極的にしてる。タイコのゲームしてるやつからバチ盗んだり、UFOキャッチャーでとったキティ奪って首もいだり、エアホッケーのパック取り上げて口につっこんでやったり。そうゆうことしてる。だって、あたし友だちとかいらないじゃん? いつも群れてるの

    ごんにんげん - OjohmbonX
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    plugged 2013/05/11
  • キリン♀の♀キリ子 - OjohmbonX

    「バレーボール部?」 ってみんなが言う。近所のおばさんとか。私が175センチもあるから。バレーとかしてないですけど。あら、もったいない。何がもったいない? 私の背がもったいない? それってバレーでもしてなきゃ、でくの坊ってわけ? キリ子と呼ばれて振り返る。キリンみてえと誰かが言って定着した私のあだ名。みんな悪意もなく私をキリ子と呼んで、私も当たり前みたいに返事をする。別に普通のことだと思ってる、みんなも私も。でもみんなは知らない。たしかにほんの少しずつ、自分でも気づかないくらい少しずつ、私の何かが削られていく。キリ子って呼ばれるたびに私の心が薄く削られてく。ほんの少しの違和感を覚えて、それをノータイムで自動的に捨てる、その作業のたびに私の心が消費されてく。ほんとかな? そんな風に心なんて減るもの? 知らない。 「キリンは脚を攻撃すると、いいんだぜ?」 とつぜん脚に衝撃を感じて振り返ると、水

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    plugged 2012/11/07
    凄くイイ
  • ともみあたしともみ - OjohmbonX

    あたしとともみって親友じゃん? てか神友じゃん? だからはっきり言うんだけどー。あたし、ともみのこと嫌いってかんじする。 あ、ちがうちがう、嫌いってっても、いい意味で嫌いだから。 だーょ。あたしたち神友じゃん? わるい意味で嫌いだったらそれって神友じゃなくない? それって敵だし。 で、なんで嫌いかっていうと、くさいから。 ともみってくさいよ? 小さいときからくさくない? セミ炒めたみたいなにおいするじゃん。 えー? 今知ったの?? うけるー。 うけるんですけど。 あたしさぁー。 ずーっとともみがわざとセミみたいなにおいさせてるって思ってて。ちがうとかびびるよね。自動的にセミ臭いとか。 あ、でもでもぜんぜんイケてるってー。あたしがショップの店員ならそう言う。 あたしはともみのこと嫌いだし、みんなもともみのこと嫌いだけど、夏になると、すっごいいっぱいオスのセミ、いっつもともみにたかってるじゃん

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    plugged 2012/09/26
    だょ?
  • エンパイア・オブ・ルンバ - OjohmbonX

    さっきからルンバがおばあちゃんのすねを攻撃してる。ガンガン当たってる。でもおばあちゃんは無言だ。立ったまま。 障子紙を通して強い逆光が和室に差し込んで、戸の透き間から覗くぼくには、おばあちゃんの表情は陰に沈んで伺い知れない。 ふいにおばあちゃんは足を上げた。ルンバは空振りした。そのままおばあちゃんは足を落とし、直下にいたルンバを踏み抜いて破壊した。 「あたしたちの頃はね」 とおばあちゃんは表情不明の陰のまま、部屋自体から出てるみたいな声で 「自分で雑巾掛けをしたものだ。あんたなんか、なんでもないよ」 と言った。 次の日、お母さんが新しいルンバを買ってきた。アルミの外装がぴかぴかした特別なルンバで、またおばあちゃんは踏み潰そうとしたけど今度はびくともしなかった。おばあちゃんはいらいらしながら何度も何度もルンバを蹴るのに、ルンバはじっとしたまま何の変化もなかった。 「あんた。あたしを、馬鹿にし

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  • 絶望的な幸福が始まる - OjohmbonX

    妖怪の娘 八十歳はぜったい過ぎてる。なのに妊娠してる。しかも足がぐちゃぐちゃ。どーなってるの? 優先席の権化みたいなおばあさんがこっちに来る。優先席に座ってるぼくの方へ! おばあさんがぼくの前に立った。全身に大量の「おなかに赤ちゃんがいます」のキーホルダーをつけてる。思わず見上げると、おばあさんはぼくをガン見してた。白目をむいてるけどぜったいぼくを見てる。そしてガクガク震えてる。 席を譲った方がいいのかな? でもこう見えて実は元気かもしれない。いいんですいいんですって席を譲らせてくれなかったら恥ずかしいじゃん。老人扱いするなって怒られたら恥ずかしいじゃん。 「せ、席を、譲っていただけないでしょうか」 ほとんどヤスリで木を削るみたいな音だったから聞き取りづらかったけど、おばあさんがぼくにそう言った。それでほっとして、公式に席を譲ろうと思って立とうとしたら、いきなりとなりのサラリーマンがぼくの

    絶望的な幸福が始まる - OjohmbonX
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    plugged 2012/06/09
  • 善き羊飼いの子は羊 - OjohmbonX

    「ハーイ」 かん高い声を聞いて甚六は、ヘーベルハウスを、意識しないまま心の底で一瞬期待しながら振り返るとしかしそれは、イクラちゃんだった。甚六にはまるで分からない。なぜ、いつから、自分の部屋にイクラちゃんがいるのか。 「チャーン」 さらに振り返ると別のイクラちゃんがいた。甚六にはますます分からない。なぜ二人もいるのか。 「ハーイ」「チャーン」「ハーイ」「ハーイ」「チャーン」 ころんころんとイクラちゃんは増えていく。甚六は分からない。どこからイクラちゃんが出てくるのか。なぜこんなにもいるのか。けれどともかく、イクラちゃんはいる。際限なく増えてゆく。増えて、この二階の六畳間はイクラの海になった。しかし考えてみればイクラなんだもの、うじゃうじゃいるのが正しいような気も甚六にはしてくるのだった。 豊饒の海は甚六の膝丈ほどの深さで蠢いている。明るい栗色の細い髪が美しく海面を覆って揺らめいている。 ば

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  • 現代誤訳 鴨長明「方丈記」 - OjohmbonX

    エピソード0. マジでバブル。 河とかマジ流れまくりなんだけど。うたかた? みたいなマジでバブル崩壊パネェ。崩壊再生崩壊再生。 知り合いん家も知らねえうちに消えてるし。ダチとか死ぬし。マジバブル。家なくなるしどうせ人間も死ぬし? 無常。それってバブルっつーか朝顔みたいな? 朝顔の上の滴、シズク・オンザ・アサガオみたいな。朝顔が咲いてても滴落ちるじゃん? 滴が残っても夕方には朝顔ってしぼむじゃん? みたいな感じで。マジ無常。 つーか俺の人生、マジでスゲェもん見てきたし。聞けしマジで。 エピソード1. 焼け過ぎありえねー。 安元とか何元だしマジで3年。4月28日。風バリ吹きまくってんの夜。で、火事とかやば過ぎっしょマジで。焼けまくり。一晩でリアル焼け野原ひろし。 なんか火? の赤いやつがガチで飛んでるし。煙もすげぇんだけど。おっさんとかマジボーゼン受けるんですけどw 煙で倒れるやつもいるし。か

    現代誤訳 鴨長明「方丈記」 - OjohmbonX
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    plugged 2012/01/24
  • 見た、見ていない/見えていない、見ない - OjohmbonX

    小学生のときに、地域のおじいさんやおばあさんをエアガンで撃つという授業があった。それは体験学習のひとつで、ちゃんと頑丈なおじいさんやおばあさんが選ばれてるから大丈夫だったのに、僕たちは勘違いして、学校の外でも撃つのが流行った。その辺のおじいさんやおばあさんは弱いので、すぐ死ぬ。でも命のこととかはよく分からなかったから、気にせずに撃っていた。特に僕と、2こ下の僕の弟がすごく熱心で、おじいさんやおばあさんを追いかけ回してると、あいつら、戦争を経験してるから、すごい早さで電柱をゴキブリみたいに上っていって、カラスみたいに電線にとまるんだ。エアガンは威力が足りなくて電線までは届かない。だんだん小学生たちは諦めていって、おじいさんおばあさんたちは次々に安全な電線の上にいるようになって、老人会なんかも電線の上で開かれるようになった。 ところがどっこい、うちはマンションだったのでベランダから老人たちを撃

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  • どこの惣菜屋でも起こってる、ありふれた出来事 - OjohmbonX

    四十五のあたしが草系男子大学生の股間をまさぐっているのよ。パート先の惣菜屋で。うらやましいでしょ。でもこれは神様に選ばれたあたしにしか許されてないの。神様が、あたしに、股間をまさぐってもいいよ、仕事中に、って許してくれたのよ。 新しいバイトだよって店長から紹介されたときも、指導係としてお惣菜の手ほどきをしてるときも、彼のことは何にも思わなかった。でも彼は言ったわ。 「あの、俺、iPod買ったんですよ。nanoってやつで、8GBと16GBのがあるんですけど、16GBのを買ったんですよ」 「どんなものを聞くの」 「俺、三木道三が好きなんで、三木道三しか入れてないです」 「Lifetime Respectしかないじゃない! 16GBもいらないわよ」 「いや、ちゃんと16GB分めいっぱいLifetime Respectを入れてるから大丈夫です!」 何が大丈夫なのよ。それでこの男子大学生を「三木道

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  • 赤い糸で、つながる小指 - OjohmbonX

    ガキのころから悪いことならたいがいやってきた。同級生のアゴをちぎったり、気に入らない教師の家族を皆殺しにしたり、市役所を爆破したりしてきた。そんな俺は中学を出て当たり前のようにヤクザになった。かえってヤクザになってからの方がおとなしくなった。むやみに人を殺さなくなった。せいぜい月イチくらいのペースだ。 けれども30になって俺は嫌気がさした。月イチペースだと62で定年としてまだあと384人も殺さなければならない。殺し過ぎじゃないか? 組のためと思ってきたがもう耐えられない。俺は組長に相談した。 「えぇーっ、お前、月イチペースで人殺してたの……? マジで……? ぜんぜん知らなかったんだけど」 「ええ。自主的に殺してたので」 「言っとくけどうち武闘派じゃないからね。『地球にやさしい21世紀型ヤクザ』がスローガンだよ。ちゃんと毎朝、朝礼で唱和してるじゃん。壁にもポップなフォントで貼ってあるじゃん。

    赤い糸で、つながる小指 - OjohmbonX
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    plugged 2010/09/08
    ドライブ感はんぱない
  • われらとわれらの子孫のために - OjohmbonX

    技術力をあなどってはいけない。ついにマツコ・デラックスを1立法センチメートル以下に圧縮することに成功した。技術的に可能になった、というレベルにとどまらない。商業ベースで可能とした。大量、安価に市場に投入することが可能となったのだ。しかし一粒500円と若干高額であったために当初は誰も見向きしなかった。当時の市場の声を聞いてみよう。 「マツコ・デラックスを飲むなんて、きがくるっとる」 しかしイチローが飲み始めたという噂が流れ、日人たちは老若男女を問わずみな服用した。だって、イチローだよ…… だが技術を過信してはならない。 圧縮されたマツコが復元するという事故が多発したのだ。腹の中でマツコが元の体積を取り戻したらどうなる? ん? 爆発するだろ! 日人たちは次々と爆発していった。 朝、卓を囲む平均的な一家。 「たかゆき、テレビばっかり見てないで。早くご飯べないと遅刻するよ」 「わかっ

    われらとわれらの子孫のために - OjohmbonX
  • イチローだけじゃない、世界で活躍する日本人 - OjohmbonX

    ゴキブリだった。すぐ目の前にいたが、じっと動かないから気づかないでいた。認識し、驚いて「ワァオ」と声を上げる直前に、乾いた大きな音がしてゴキブリは弾け飛び、粉々になった。心臓が跳ね上がって反射的に後ろを振り返ると、安楽椅子に身を沈ませたままオートマチックのハンドガンを、大きな片手で包み込むように構えるグランマの姿があった。今年で80の古き良きアメリカのグランマが、大型のハンドガンを手にする事態もさることながら、驚きは何より、その銃口が俺に向けられていることだ! 既にハンマーは起こされ、トリガーにはグランマのしわしわの指が掛けられていた。 「ヘイヘイ、冗談はよしてくれよグランマ、俺はあんたのかわいい孫なんだぜ、それを」 乾いた大きな音と同時に、額に衝撃のような熱が走るのを彼は最期に感知したが、それきりだった。 さあて、もう後には引けない。この手であたしはろくでなしの孫をやっちまったんだからさ

    イチローだけじゃない、世界で活躍する日本人 - OjohmbonX
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    plugged 2009/09/28
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