水村美苗の『日本語が亡びるとき―英語の世紀の中で』を読み始める。 友人に薦められた『本格小説』(上巻、下巻)があまりに面白くて、一気に読んでしまったのだが、直後に梅田望夫さんにお会いする機会があり、その際に偶然、同じ作家によるこの本を紹介されて以来、発売を心待ちにしていたのである。 今朝の日経新聞に水村美苗の文章が寄せられており、初めて本が発売されていたことを知る。慌てて Amazon に見に行くと「3~4日以内に発送」とのこと。「梅田さんの本を買っている人がやけに多いなぁ」と思って、梅田さんのブログを覗いてみると、強力な推薦文を書かれている。なるほど、Amazon の在庫が少なくなるのも道理、である。(さらに今見てみたら、和書トップセラーの第1位になっている。) 当時梅田さんから聞いていたのは 英語が〈普遍語〉となりつつあり、学問の世界では英語で読み書きされるようになってきた。 地球のあ