岡崎市立中央図書館のホームページ(HP)が大量アクセスを受け閲覧困難になった問題で、図書館は1日、サーバー入れ替えなどのシステム更新を11年1月初旬に実施する方針を明らかにした。市と図書館が同日、市民から3月に問い合わせを受けて以降初めて、HPに詳細な経緯を説明する文書を載せた。 「短時間に大量の図書データ情報を入手できる事態を想定していなかった」と説明し、HP利用者に対し「情報収集のために使う手段がほかの利用者に迷惑をかけていないかどうかについて配慮を」と注意を促した。 閲覧が困難になったのは図書館の古いソフトが一因で、1時間に400回までのアクセスにしか対応していなかった。図書館は「非がない」との姿勢に終始しており、HPの説明でも責任に言及しなかった。【中村宰和】