去年、川崎市の市立中学校が学校通信にイラストを無断で掲載していたとして、市は、著作権者のイラストレータ−に11万円の賠償金を支払ったことを15日明らかにしました。 川崎市によりますと市立富士見中学校は、去年の6月と7月、県外のイラストレーターが描いたスイカや風鈴などのイラスト1件を載せた学校通信を生徒や町内会に配布したほか、学校のホームページにも掲載しました。 しかし、ことし7月になってイラストレーターの弁護人から中学校に謝罪と使用料を求める通知が届いたため、中学校と教育委員会が調査していました。 その結果、イラストを無断で使用したことがわかり、市は著作権法に違反していたとしてイラストの通常の使用料に相当する賠償金、11万円を支払ったということです。 川崎市は「結果的に市民のみなさまにご迷惑をおかけし誠に申し訳ありません。著作権について改めて周知を行い再発防止に努めます」としています。