原子力発電は、地球温暖化対策の有効な手段として、また、安定した電力供給源として世界的に見直されています。 2010年1月1日現在、世界で運転中の原子力発電所は432基(30カ国・地域)です。国別の原子力発電量は欧米および日本が上位を占めていますが(1位:米、2位:仏、3位:日)、経済発展がめざましいアジアや中東でも、エネルギー需要の増大に対応するため、原子力発電所の新規建設に意欲的です。 放射線は、各種病気の診断やガン治療など、医療分野で世界的に利用されています。 また、植物の品種改良(農林水産業)、厚さ計・密度計等の非破壊検査(工業)、年代測定(地質学)など、様々な分野で活用されています。