「散らかし放し」のアプリケーションに気をつけろ! Mac OS Xのメモリー管理機構は、「ユーザーによるメモリーの監視は一切不要」が建前で作られている。 OS側から見ると、各アプリケーションが確保したメモリー空間は、作業が完了次第、解放して空きメモリー領域に戻して、他のアプリケーションが使えるようにしている。 アプリケーション側から見れば、メモリーをデータのキャッシュとして思う存分使って、別のアプリケーションが不足したときに不要な領域を解放する仕組みだ。 ただし、このメモリー運用に関する基本姿勢は、あくまでも理想だ。実際には使っていないメモリー空間を細かく解放されても、別のアプリケーションが使いにくいので無駄な領域が増えていってしまう。 一度読み込んだデータをメモリー上に保持して再利用時のパフォーマンス向上を図るMac OS Xの「ユニファイド・バッファー・キャッシュ」機能により、不要なキ