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ブックマーク / www.udiscovermusic.jp (6)

  • ドレイク『Scorpion』解説:過去の自分を超えた長大な傑作アルバム

    ドレイク(Drake)は、2018年の1年間を通して、「God’s Plan」「Nice For What」「In My Feelings」という3曲のヒット曲 を相次いで全米シングルチャートのトップに送り込んでいる。次にリリースしたトラックがその前にリリースした自身のトラックを1位から引きずり落とすという形になったこの3曲の連続ヒットは、ヒップホップ史に残る快挙だったといっていいだろう。 また、それらのシングルには、それぞれに特徴的なコンセプトを備えたビデオ・クリップも作られている。中には衝撃的な内容のものもあり、そうしたビデオ・クリップが、楽曲そのものを凌ぐほど大きな話題を呼ぶこともあった。 カナダ出身のアーティスト、ドレイクの作品は例外なくヒットを記録してきたが、こうした中で2018年6月29日にリリースされたアルバム『Scorpion』は成功することが約束されていた1作だったのであ

  • ジェイムス・ブレイク、原点回帰となる最新アルバム『Playing Robots Into Heaven』発売決定

    2023年8月16日にZepp Osaka Baysideでの<SUMMER SONIC “EXTRA”>および、8月18日に幕張メッセでの<SONICMANIA>への出演が決定しているジェイムス・ブレイク(James Blake)。 彼が9月8日にリリースする6作目のスタジオ・アルバム『Playing Robots Into Heaven』からのファースト・シングル「Big Hammer」を先行配信。オスカー・ハドソン(レディオヘッド、ボノボ作品を手掛けてきた)が監督を務めるミュージック・ビデオと共に公開した。 <関連記事> ・ジェイムス・ブレイクがフランク・オーシャンの「Godspeed」をカバー ・ジェイムス・ブレイクが最新作『Assume Form』に込めたメッセージとは ジェイムス・ブレイクにとって、全英チャートで過去最高位を獲得した2021年のアルバム『Friends That

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  • プログレッシヴ・ロック・バンド・ベスト50:黎明期のグループから現代の猛者まで

    プログレッシヴ・ロック・バンド のベスト50をリストアップすることは、野心的なプロジェクトである。もっとも、優れたプログレッシヴ・ロックは常にある種の野心を描いているのだが。 このリストでは、プログレッシヴ・ロックとその主要なサブジャンルを描き出すことに挑んだ。だが、これは厳格な“バンド”のリストであり、ソロ・アーティスト(あるいは、通常自身の名前で活動していたアーティスト)は含まれていない——申し訳ない、ザッパとオールドフィールドの両氏。次の機会にはぜひ。モダン・バンドも、そして70年代が終わると消えてしまったバンドもいくつか選出しているが、上位にしたのは複数の創造的時代を股にかけて活動したバンドだ。 何がプログレッシヴ・ロックで何がそうでないかを線引きするのは少々難問だった。ヨーロッパ的なアプローチをしつつ、基的にブルースを基調にしていないバンドを優先した。つまりはレッド・ツェッペリ

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  • ハード・ロック/ヘヴィ・メタル界で先陣を切った9組の女性たち

    ハード・ロック/ヘヴィ・メタル界をその手で切り拓いていった女性たちは両手で数えられるほどしかいない。例えば、ランナウェイズ、ヴィクセン、故ウェンディー・O・ウィリアムズといったアーティストたちは、後進が活躍するための舞台を整えると同時に、後進に求められる水準を高めた。そして、数多くの女性アーティストたちがそのあとに続いてきた。 ブッチャー・ベイビーズ、ヘイルストームのリジー・ヘイル、オーテップのオーテップ・シャマヤ、アーチ・エネミーのアンジェラ・ゴソウやアリッサ・ホワイト=グラズ、ウィズイン・テンプテーションのシャロン・デン・アデル等々。そして、その数は現在も増加し続けている。 かつてはフォーク・ミュージック ―― 座ったまま、大抵は慎ましやかにアコースティック・ギターを弾く音楽だ ―― が、若い女性の演奏する音楽として“無難な”選択肢だった。だが60年代後半になると、“女性解放運動” (

    ハード・ロック/ヘヴィ・メタル界で先陣を切った9組の女性たち
  • 英ラッパーのストームジーとサッカー選手のウィルフレッド・ザハがサッカークラブを買収へ

    アルバム3作連続全英1位に輝いた初の英国人ラッパー、ストームジー(Stormzy)が英プレミアリーグ・クリスタル・パレスFC所属の現役サッカー選手、ウィルフレッド・ザハ、そして元クリスタル・パレスFCのプレイヤー・ケア責任者のダニー・ヤングを加えた3人が共同事業体として、イングランドサッカー9部リーグのチーム、南ロンドンのAFCクロイドン・アスレチックを所有することになった。 何度かのミーティングを経て、新オーナーたちは、ソーントン・ヒースにある3,000人収容のメイフィールド・スタジアム(ザハがクリスタル・パレスのリザーブでプレーし、プロ初ゴールを決めた場所でもある)を有するチームとビジョンが一致することを、既存の委員会と理事会に納得させた。クラブ委員会の35人全員が買収に賛成して可決された。 クラブは、既存のオーナーと契約が交わされ、新たにオーナーとなる3人が“自身の幼少期を過ごした故

    英ラッパーのストームジーとサッカー選手のウィルフレッド・ザハがサッカークラブを買収へ
  • 映画『BLUE GIANT』の魅力とは:上原ひろみが音楽を担当した“本物のジャズ”作品の見どころ

    シリーズ累計920万部超の大人気ジャズ漫画BLUE GIANT」(原作:石塚真一)が、2013年の連載開始から10年の時を経て、アニメーション映画化され2023年2月17日に公開となった。 “音が聞こえてくる漫画”として数々の口コミと共に高く評価されてきた「BLUE GIANT」だが、今回の映画音楽を担当したのは世界的ピアニストの上原ひろみ。今回、主人公・宮大たちが結成するトリオ“JASS”のオリジナル曲だけでなく、劇伴音楽をほぼ全曲書き下ろし、演奏及びサウンド・プロデュースを務めている。 「最大の音量、最高の音質で、物のジャズを届けたい」というスタッフの情熱が込められた映画BLUE GIANT』の魅力を、音楽評論家の原田和典さんが解説した原稿を掲載。 <関連記事> ・最高のブルーノート・アルバム50枚 ・ブルーノート栄光の歴史:1939年創立、ジャズの最高峰レーベル ・なぜ、ジ

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