一気に読んだ。 最も印象に残った箇所は、死亡した男性たちよりも「詐欺未遂」の被害者として証言台に立った50代 の男性の箇所。 彼は証言台で「(佳苗には)努力しようとするところがなかった」という。 これに対し、北原みのりは「要介護老人を抱えた50代男性のもとに30代女性が嫁ぐ理由とはなにか」 とコメントしている。彼女を擁護するわけではないが、男性への接し方は相当努力 している。 事件の概要、実際に彼女(木嶋氏)の心境はよくわからない。だが、この男性、あまりにも現実感が なさすぎる。これが婚活市場における男性の結婚観の現れではないか。 婚活サイトなどの不特定多数の男女が集まる婚活市場では条件で決まる。 女性は出産可能な年齢、容姿を、男性は収入、社会的地位を。男性たちの彼女の見方には不美人で、30歳を 過ぎた女という見方があったのだろう。容姿もさしてよくもなく、年齢も若くない、他に結婚する相手も