「足りない人数は130人以上」−。日本は国連予算の分担率が2位の16%以上でありながら、国連事務局の日本人職員は「望ましい人数」に達していないという。このほど来日した国連の人事担当トップのキャサリン・ポラード事務次長補は6日までに時事通信の取材に応じ、「今後7、8年間で足りない人数を採用したい」と意気込みを語った。人事トップの来日は4年ぶり。 ポラード氏は日本人職員が少ない理由を、採用情報が不足していたことにあると分析。「国連にどんな仕事があるか、どうやったら合格できるのか」といったことが十分に伝わってこなかったと指摘する。同氏は今回、人事部門の「リクルート・ミッション」の一環で来日。同ミッションは説明会や大規模な採用面接などを行った。 【関連ニュース】 ・ 10年度の公務員配置転換352人=計画達成見通し ・ 正社員採用、45.9%が「予定なし」=09年度の企業調査 ・ 10