サッカーJ2は今季38試合のうち28試合を消化し、残り10試合となった。徳島は14勝7分け7敗の勝ち点49で5位につける。首位FC東京との勝ち点差は8に開いたが、J1昇格圏の3位鳥栖とは勝ち点差1の僅差。最後まで気の抜けないリーグ戦で総合力を武器に勝ち点を積み重ねてきた徳島としては、決定力アップとサブ組のさらなる奮起が昇格の鍵となりそうだ。 徳島の28試合で39得点26失点はいずれもチーム順位と同じリーグ5位。試合数より少ない失点数は安定した成績の礎だ。ただシュート数はFC東京(407)千葉(400)に次いで3位の361本ながら、1試合の平均得点1・39は東京V、FC東京、鳥栖、千葉に続く5位。ここまでの対戦相手との兼ね合わせもあり数字はうのみにできないが、リーグ終盤で相手マークも厳しさを増す。「個の力」も要求される局面での決定力アップは欠かせない。 素早い攻守の切り替えで上質なサッカ