新宿区のJR新宿駅東南口広場と地下鉄新宿三丁目駅を結ぶ新宿東南口地下歩道が二十一日開通した。地元の町会と商店街がテープカットと渡り初めで開通を祝った。 開通式では、新宿東口商店街振興組合の安田真一理事長が「新宿駅から新宿御苑への最短ルートになり、風雨に左右されない。完成を起爆剤に訪れる人に愛されるまちにしたい」とあいさつ。中山弘子区長は「新宿のまちのにぎわいと回遊性が高まるよう努力したい」と祝福した。出席者は、新しく開通した約百五十メートルを東南口広場へ向かって歩き、広場へ通じるエスカレーターを上った。 開通部分は、副都心線が開通した二〇〇八年六月に開通済みの東側約五十メートルと接続、JRと副都心線の乗り換えがスムーズになる。幅は約六メートル。副都心線の開通以降、国道20号(甲州街道)の歩道は通行者が増え危険で、東京国道事務所が安全でバリアフリーな地下歩道の整備を進めていた。