ソフト開発会社「ユードー」(横浜市神奈川区)が、無料のインターネット電話「スカイプ」でメンタルカウンセリングを受けられるサービスを始めた。利用者は登録された臨床心理士らの中から自分が話しやすいと感じるカウンセラーを選び、病院に行くことなく相談できる。同社は「精神的な悩みはすぐに解決できるものでもない。息の長いサービスを提供していきたい」と話している。 同社がオンラインカウンセリングサービス「menta(メンタ)」を開発した背景の一つに、南雲玲生社長(39)自身の経験がある。 「発達障害の疑いがある」。30代半ば、知人の医師にそう指摘された。知り合いではない別の医師を選んで診断してもらうと、「アスペルガー症候群」と告げられた。 「身近な人には相談しづらかったんですよね」。南雲社長は振り返る。発達障害と言われ、長年疑問に思っていた自分の特徴を理解できた安心感はあった。と同時に安心すること