◎風景構成法 風景構成法は、元々、精神病患者の心理検査を兼ねた芸術療法で、クライエントを理解するために考案された非言語的コミュニケーション手段として、日本で独自に創案され開発されたものです。 セラピストとしての留意すべきことは、人の心象を覗き(描いた人の性格や履歴、親や家族との関係、進路など)見るわけですから、何よりもセラピストとしての自覚を常に忘れないことです。 ◆ 風景構成法の実施法 場所:静かな空間。作画中の携帯電話や人の出入りは禁止します。 ①用具:B4~A3の画用紙、鉛筆(HB)、消しゴム、色鉛筆かクレヨンまたはクレパス、黒のサインペン(油性) ②手順: ・用紙を配ります。 ・教示1「用紙に“黒のサインペン”で枠を描いてください。」と、指示します。 ・教示2「今から私が言うものを一つずつ枠の中に描いていってください。」 「全体として一つの風景となるようにしてく