『水曜日のダウンタウン』(TBS)の演出を手がける藤井健太郎氏のインタビュー第2回。今回は番組で取り上げる「説」の選び方などについて話をうかがっていく。 ――「勝俣州和 ファン0人説」「勝俣州和の自伝 網棚に置かれていても持って帰る人0人説」など、勝俣さんをイジる一連の企画も画期的だと思いました。 藤井: 視聴者目線だと、勝俣さんってやっぱり気になることがいっぱいあるじゃないですか。「勝俣州和 ファン0人説」って聞いたときに笑っちゃうのって、どこかでみんなちょっとそう思っているからですよね。嫌われる人じゃないけど、確かに、勝俣さんが一番好きな人っているのかな…っていう気がしちゃう。実際はそんなことないと思うんですけど(笑)。もちろん、本当にただの弱い芸能人だったら笑いにならないですけど、勝俣さんは実力もある人だし、そうやってイジられてもちゃんと返してくれる能力がある。本当にファンのいない人