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ブックマーク / youkoseki.tumblr.com (6)

  • インターネットはすでに死んでいる*

    (*個人の感想であり、体感には個人差があります) なにかにつけ大きな主語を使ったり、隙あらば「○○は死んだ」と言ったりするのはインターネッターの悪い癖だが、ここで私は大きな主語を使いながらネットワーク中立性について書く。 ネットワーク中立性とは「ユーザー、コンテンツ、サイト、プラットフォーム、アプリケーション、接続している装置、通信モードによって差別あるいは区別することなく、インターネットサービスプロバイダ(インターネット接続業者)や各国政府が、インターネット上の全てのデータを平等に扱うべきだとする考え方である」(Wikipedia)である。 重要なのは、これがインターネットサービスプロバイダ(ISP)への規制であるということだ。ISPは、その回線上で流れるデータを差別してはいけない、ということである。 この原則はとても重要であった。もしインターネットにこの原則がなければ、ISPは自社と競

    インターネットはすでに死んでいる*
  • 炎上するTwitterの性善説、混迷するFacebookの性悪説

    「ネット炎上、参加者わずか2.8% それなのに拡散するのはなぜ?」という記事を読んで、私が最初に思ったのは「炎上に参加するのが2.8%ってめっちゃ多くない?!」であった。 数字の出所は、文化庁による「平成28年度版 国語に関する世論調査」(PDF)である。 詳しく見てみると『「炎上」を目撃した際に書き込みや拡散をするか』という質問に対して、「大体すると思う」(すげえな)か「たまにすると思う」と答えた人の割合が合計で2.8%ということであった。 これはネット調査ではないので、そもそも母集団にはインターネットを使わない、書き込まないという人もいる。その中での2.8%である。実際、20代に限れば、この割合は10.7%にまで上がる。 具体的に考えてみる。Twitterユーザーがいて、フォロワーが200人いたとする。このうち半分が実際にツイートを読んでいるフォロワーである。炎上について書き込むと、1

    炎上するTwitterの性善説、混迷するFacebookの性悪説
    popup-desktop
    popup-desktop 2017/09/29
    「フォロワーの多いほうが確実に有利で、拡散したいものが拡散されるのである。言わば、Twitterで広がる昨今の炎上は「エンゲージメントされたものが良い」という性善説の裏返し」
  • 嫌われるウェブ2.0

    クックパッドがハチミツを利用した離乳レシピや、豚ユッケを掲載していた件で、批判を集めている。CGM(Consumer Generated Media)やウェブ2.0なんて言葉が死語に近付きつつある中、こうしたCGMサービス、Web 2.0企業に対する逆風が今になって強まっているのは偶然だろうか。 一番の例は、Naverまとめだろう。Naverまとめは誰でも投稿できるCGMプラットフォームだが、他者の著作物を転載、再利用したコンテンツが散見されながら、プラットフォーム側はその対応を十分に行っていないと言われている。無断転載はブログ時代にもあったことで、CGMと無法者の関係は今にはじまったことではない。しかし、これまでその矛先はブログ著者など個人に向かうことが多かった。今や批判は「まとめ主」など投稿者よりも、プラットフォーム側へ移りつつあるようだ。 似たような例として、海外でのYouTube

    嫌われるウェブ2.0
  • 情報の過食と偏食は防げるか

    概要:インターネットは情報流通の拡大と多様化に貢献した。しかし、ソーシャルメディアの流行や、ネットメディアのパーソナライズ化により、私たちの摂取する情報は無意識のうちにどんどん増加し、かつ偏りを増している。 まずはこのの動画をごらんいただきたい。2008年の動画だが、私はすこし前にTwitterのタイムラインで流れてきて知った。二匹のがリング上でじゃれあっており、たいへん愛らしい。 最後まで視聴されただろうか? これであなたの貴重な一分間は失われてしまった。 世の中にはこのような情報がたくさんある。楽しくて、愉快で、ニヤリとしたり、クスクス笑ったりするような情報である。それは動画であったり、照英がなにかをしているコラージュだったり、終わりなきハッシュタグ大喜利だったりする。あるいはどこか海外でのびっくりニュースであったり、うどん県がうどん県と開きなおった話であったり、男女のすれ違いを

    情報の過食と偏食は防げるか
    popup-desktop
    popup-desktop 2012/05/15
    「結局、私たちは特定のマスメディアから、特定のソーシャルメディアに情報源を切り替えつつあるだけではないだろうか。私たちが得る情報は本当に多様になっているのかさえ疑わしい。」
  • マシなインターネットを作る:malaさんインタビュー

    こんにちは。今回はmalaさんのインタビューをお届けします。 malaさんはNHN Japanのエンジニアとして多くのウェブサービスの設計に関わるだけでなく、セキュリティやプライバシの観点から見たアーキテクチャについて、ブログでさまざまな情報や問題提起を発信されています。 特に昨年末に公開されたブログ記事「はてな使ったら負けかなと思っている2011」は、インターネットはどこへ行くかという私のもやっとした問題意識にピッタリとハマる素晴らしい文章でした。あの記事を読んで、これはぜひ一度お会いして、インターネットの現状やエンジニアの役割について、お話を聞いてみたい、と思ったのが今回の企画の発端です。未読の方は、まずそちらからどうぞ。 なお、インタビューは三月末に行われました。無職期間中に公開する予定で、ずいぶん時間がかかってしまいました。文中、私の所属する企業の話も出てきますが、例によってここは

    マシなインターネットを作る:malaさんインタビュー
  • ネットデマと戦う:ギズモード湯木進悟編

    この記事の位置付け: ネットにおけるデマ流通がなぜ増えているのか、どのように止められるのかを考察するとともに、デマ発信源の例として有名ブログ「ギズモード」ライターの湯木進悟氏を挙げ、その問題点を列挙することで、ネットにおけるデマ問題への関心を高める。 なぜネットでデマが生まれるか: ブログをはじめとするソーシャルメディアの普及により、今日では多くの人が簡単に情報を発信、流通できるようになった。おかげで個人の面白い話やタメになる情報を簡単に入手できるようになったし、コミュニケーションも容易になった。基的には喜ばしいことだ。しかし良いことばかりではない。ソーシャルメディアには、多くの人が簡単にデマを発信できる、そして多くの人がその流通に加担できるという側面もある。実際、ネットで生まれ、ソーシャルメディアで拡散されるデマがこのところ相次いでいる。 デマの流通がさかんになったのは、ただネット人口

    ネットデマと戦う:ギズモード湯木進悟編
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