「文化系のためのヒップホップ入門」の著者インタビューの後編(前編)。前回のテーマをざっとまとめると、インターネット以前にインターネット的な場を持っていたヒップホップと、インターネット後に生まれてヒップホップ的な場を形成していった初音ミク、という対比だった。 ではインターネットを得たことで独自の文化として拡張しつつあるヒップホップの今はどうなのか、というのが後編のテーマ。その展開を追うことでインターネットと音楽の関係がどうなるかを占う参考になるのではないか。 ではインタビューの続きをどうぞ。 ■Amazon.co.jpで購入 アルバムをiTunesで配信して、いきなりフリーダウンロード ―― 日本のネット界隈の音楽は、著作権も何もないカオスのような状態から始まって、メジャーの世界と折り合いを付けながらボーカロイド周辺が残った感じなんですが、ヒップホップはどうなんでしょう? 長谷川 今はヒップ
![日本生まれの初音ミク、アメリカ育ちのヒップホップ【後編】 (1/5)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/7ea435ff2d40b37eadc657340eedfc6209717bea/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fascii.jp%2Fimg%2F2012%2F03%2F24%2F937644%2Fl%2Fc2311d761e691034.jpg%3F20200122)