福島第一原子力発電所をめぐる問題が半月以上続き、日本国内と海外の専門家らが放射性物質漏出を防ぐための多様なアイデアを出している。 国立果川(クァチョン)科学館の李祥羲(イ・サンヒ)館長(73)もその1人だ。李館長は22日、ソウルの駐韓日本大使館を通じ菅直人首相に手紙を送った。「微生物を利用して福島第一原発の放射性物質を浄化させよう」という内容だった。日本の高嶋開発工学総合研究所の高嶋康豪博士が開発した複合発酵法(EMBC-FT)を推薦した。28日に李館長と電話インタビューした。 ――高嶋博士との縁は。 「国会議員時代に選挙区が釜山(プサン)だった。洛東江(ナクトンガン)近隣の染色工場の汚水廃水処理問題に関心が多かった。高嶋博士が微生物を利用して産業廃棄物を分解処理する方法を開発したという話しを聞き日本に訪ねて行き初めて会った。それから交流を継続してきた。高嶋博士を韓国に招き国会などで講演す