あちこちで、その胡散臭さに注目が集まり始めている〈誕生学〉。〈生まれてきたことが嬉しくなると、未来が楽しくなる〉をコンセプトに、〈いのちのストーリーをロマンチックに伝えるメソッド〉を提唱している、教育プログラムです。 当連載にも度々登場する『子どもを守るために知っておきたいこと』(メタモル出版)でも取り上げられている物件で、その章を執筆した精神科医の松本俊彦氏は、誕生学が「10代の自尊感情低下からくる課題を改善するべく、生命尊重学習からいじめ・自殺・性被害と予期せぬ妊娠予防などは、学校と連携」していることを逆効果であると指摘(その章はまるっとBLOGOSで無料公開されているので、ご興味あるかたはぜひご一読を!→「誕生学」でいのちの大切さがわかる?) 産婦人科医の宋美玄氏も、巷で次々発生している誕生学への批判をまとめつつ、「自己肯定感が上がると言うには根拠が不十分」「大人の自己満足になってい