EMを使ったモミガラ堆肥の製造を実演する高松求氏 やや旧聞に属するが、「光合堀菌」なるものが世間を騒がせている。ある食品を摂取すると、体内に存在しなかった菌が合成されるなどという説明で、どうも菌の存在自体が疑わしい。これは際立った例の一つだが、微生物に関する商品はオカルトや新興宗教と結び付きやすく、詐欺や詐欺まがい商法に利用されることも少なくない。 今日、微生物の存在を疑う者はない。それでいて、微生物そのものの姿や挙動を肉眼で確認することはできない。また、微生物の活動を助ける環境を用意することはできても、しかしなかなか意のままにはならない。結果、良くも働けばアダをなすこともある。――これらは、人々が「霊」として信じるものの特徴とほとんど同じものだ。 だから、数年前、茨城県牛久市の高松求氏から「EM菌で好結果を得た」と電話があった時は、正直言ってめまいがする思いだった。 高松氏は、農業を徹底
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く