科学的根拠なしに水質浄化などに効果があると主張されている「EM菌」だが、EM菌を推進するEM研究機構がEM菌について批判を行った人物に対し名誉毀損で刑事告訴を行なったそうだ。しかし、告訴した人物に対し特に捜査が行われることはなく、最終的に嫌疑不十分で不起訴になったそうだ(Togetterまとめ)。 詳しくは「左巻健男&理科の探検’s blog」にまとめられているが、EM研究機構側が問題としたのは、「EM菌を使って消毒を行なった」という養鶏場でサルモネラ菌の検出率が上昇したという報告について言及した投稿だという。 EM研究機構は「インターネット上でのデマ情報に関して」というページで「EMに関するデマ(嘘)情報や誹謗中傷の書き込み」に対しては対処するとし、また今回のこの刑事告発について「実際に刑事告訴し書類送検されたケースもございます」としているが、この「書類送検されたケース」が嫌疑不十分で不
以前、外来生物問題を扱っているブログ「ならなしとり」でホタル放流の話題が登り、そこで管理人の梨さんとちょっとやり取りを致しました(→こちら)。 その後色々考えていた所、4月13日の河北新報に気になる記事が掲載されました。 里にホタル再び 角田・高蔵寺周辺 住民ら推進母体旗揚げ 幼虫放流、環境整備へ 記事の取り扱い方としては写真のように結構大きめでしたので、この事からもこの事業がかなり注目されているのがよく分かります(クリックで拡大)。 詳しい記事内容はこのようなものです(強調は引用者)。 宮城県角田市高倉の高蔵寺周辺をホタルが舞う名所にしようと、「高蔵寺ホタルの里づくり事業推進委員会」が発足し、設立総会が6日、同市の西根自治センターで開かれた。 ホタルの里づくりは、県内最古の木造建築で国重要文化財の阿弥陀(あみだ)堂がある高蔵寺周辺で実施する。近くに高倉川が流れ、上流ではかつてホタルが乱
「何となく科学的な説明」を聞いて、食物などの健康効果や美容効果を信じてしまうことは多い。だが、その「科学っぽい」言説はどこまで信じていいのか? 東京大学大学院で地球惑星科学を専攻、大学勤務を経て作家デビューし、ニセ科学の持つあやしい魅力と向き合うサスペンス『コンタミ 科学汚染』を上梓した伊与原新氏に聞いた。 物語化する科学 平昌五輪カーリング女子日本代表チームの選手たちが、地元北見で市民報告会に臨んだというニュースを見た。選手の一人は、「パフォーマンス以外の部分」に報道が集中したことに対する戸惑いを、涙ぐみながら口にしていた。 日本人研究者がノーベル賞を受賞したときも、同じようなことが起きる。報道は、授賞理由となった研究の中身についてではなく、受賞者の幼少時代や苦労話、妻の内助の功といったエピソードに終始する。 要するに、大半の人々は、科学的成果の正しい理解よりも、その背後にある“物語”を
科学的根拠なしに水質浄化などに効果があると主張されている「EM菌」だが、EM菌を推進するEM研究機構がEM菌について批判を行った人物に対し名誉毀損で刑事告訴を行なったそうだ。しかし、告訴した人物に対し特に捜査が行われることはなく、最終的に嫌疑不十分で不起訴になったそうだ(Togetterまとめ)。 詳しくは「左巻健男&理科の探検’s blog」にまとめられているが、EM研究機構側が問題としたのは、「EM菌を使って消毒を行なった」という養鶏場でサルモネラ菌の検出率が上昇したという報告について言及した投稿だという。 EM研究機構は「インターネット上でのデマ情報に関して」というページで「EMに関するデマ(嘘)情報や誹謗中傷の書き込み」に対しては対処するとし、また今回のこの刑事告発について「実際に刑事告訴し書類送検されたケースもございます」としているが、この「書類送検されたケース」が嫌疑不十分で不
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