岐阜市椿洞の市畜産センター公園の豚が家畜伝染病「豚(とん)コレラ」に感染した問題で、柴橋正直市長は26日、定例記者会見で、市の検証チームを21日に設置したと発表した。これまでの公園の防疫対策など、市の対応が適切だったかなどを検証する。 検証チームは職員3人で構成。22日から、農政担当の畜産課、公園を所管する公園整備課、公園を管理する指定管理者への聴き取りを始めた。 検証内容は、同公園での事案だけでなく、9月に市内の養豚場で発生した事案も含む。柴橋市長は9月の定例記者会見で、養豚場の事案について市の初期対応に問題はないとの認識を示していた。しかし初期対応を巡っては、県豚コレラ検証作業チームが、市の獣医師が8月9日~23日に、発生農場を訪れて豚の衰弱などを把握していたとしており、こうした対応なども検証する。 柴橋市長は「検証チームの報告を待って見解を述べる」とした。