新型肺炎が猛威を振るう中国は、新たな危機に直面している。ツイッター上ではこのほど、昨年下半期以降、インドとパキスタンの農作物に甚大な被害をもたらした大量のバッタが中国に飛来すると危惧する声が高まっている。 国際連合食糧農業機関(FAO)の資料によると、今回のサバクトビバッタによる蝗害は2018年夏季、アラビア海で発生したハリケーンの影響で周辺国の異常気象でもたらされた。2018年秋~2019年まで、東アフリカで大量なサバクトビバッタで発生した後、中東、パキスタン、インドに広まった。 FAOは2月11日、各国政府に向けて、深刻な食糧危機を防ぐために警戒感を高めるよう呼びかけた。FAOおよび国連は、6月までにバッタの数が500倍に増える恐れがあると警告した。 サバクトビバッタは、1平方キロメートルあたり最大で1億5千万匹存在し、1日あたり3万5千人分の食糧を食べてしまう。さらに、この種類のバッ