「pH」との関係:どのpHでもウイルスは感染力を維持 最後に、環境のpHとの関係を検討しました。室温22℃で、pH3から10までの溶液にウイルスを加えて、60分後に感染価を調べたところ、どのpHでもウイルスは感染力を維持していました。 マスクやステンレス、プラスチックの表面では感染力が長時間持続 今回行われた実験で、新型コロナウイルスは、ウイルスに適した環境下では安定性が非常に高いこと、しかし、標準的な消毒法はいずれも有効であることが明らかになりました。 マスクをはじめとして、紙幣やステンレス、プラスチックなどの表面には、比較的長時間ウイルスが付着している可能性を念頭に置き、それらを触ったらできるだけ速く手を洗う、または消毒することが大切です。手洗いや消毒が済むまでは、目や鼻、口元を触らないようにしましょう。さらに、マスクの取り扱いには十分な注意が必要です。外すときには表も裏も触らず、密閉