(2007年10月のメモから) 画像は、『アニメージュ』03年6月号の富野由悠季×原恵一対談から。 ファンならご存知かと思いますが、富野監督がアニメ演出家を良く言うことは非常に稀。僕の知る限り、全盛期の高畑&宮崎両氏や、初期・出崎作品の作家性に敬意を表したことがあるくらいじゃないだろうか。ましてや、現役の、しかも後輩の演出家にこんな顔を見せるなんてことは、まず無い。 詳しくは、実際に『アニメージュ』03年6月号で読んで欲しいけど、端的に言えば、富野監督が同志を見つけて、デレデレしている図と考えて良いでしょう。与えられた縛り(『クレヨンしんちゃん』の枠組み)の中で、どのように「映画」を形作っていくか。その闘いにシンパシーを感じたのではと想像する。(ついでに『アニメーション監督 原恵一』を併読すると、対談でのやりとりをより深く読むことができる。『ゴジラ』に関するくだりなど。) で、本題の『河童