日本漢字能力検定協会が、一年間の世相を表す一文字として募集して、毎年12月12日の漢字の日に、なぜだか清水寺の「舞台」で、貫主の巨大な書道で発表されている、「今年の漢字」ですが、2007年の字として「偽」(ぎ、いつわり)が選ばれました。 → ヨミウリオンライン:「これしかない!今年の漢字はずばり「偽」」 わたしは、「謝」かなと思ったのですが(→過去記事)、ま、謝るよりも、まずは、その原因の「偽」の方が先ってことなのかもしれません。 でも、「偽」って、ちょっとおもしろい字ですよね。人偏(ニンベン)に「為」の字ですよね。「人が為すこと」って意味なんでしょうか? 偽るのは人間の特権ということなのかもしれません。動物や植物たちは偽りませんから。「擬態」などといって化けているようなこともするようですが、あれも別に偽ろうというのではなくて、自分が生き延びることに必死なわけですから。ああ、それに比べて人