これはアニメ批評同人誌アニメルカvol.2に載せたものの字数制限を解除し、加筆修正した物。 おそらくこの章で宇野常寛さんの怒りを買ったと言うか、買わせた。というか、読んでくれたと言う事が驚きだよ。 宇野常寛、アニメルカの僕の原稿をけなすの巻&宣伝 http://d.hatena.ne.jp/nuryouguda/20101230/1293720279 俺ならツイッターで俺の悪口を言う人は無視する。 ↓3章まで 二〇〇〇年代の創造神、富野由悠季のアニメる力・目次 - 玖足手帖-アニメ&創作- 富野は宗教的エネルギーを持ちながら、教祖として祀り上げられることを拒否し、教義を固定もしない。つまり、論理的に正しい批評が不可能と言う事である。なぜ批評が不可能かと言うと、富野作品に対してある判断を下すと、その瞬間に反証が浮き出るという矛盾と迷いを抱えた作家だからである。 例えば、宇野常寛氏が『ゼロ年代