タグ

2012年3月5日のブックマーク (17件)

  • 中川秀直『日本人の物価観が低いから物価上昇率の目途2%は高すぎて1%がいいというのは正しいか?』

    秘書です。 数年前、中川秀直が物価上昇率2%が世界の常識というと、それは悪魔の手法だという批判の大合唱でした。ようやく、悪魔の手法とはデフレ容認政策だという世界の常識が日に浸透してきて、物価上昇率2%を悪魔の手法という人はいなくなったようです。 しかし、まだその名残があります。一部の人々は、国民の物価観とずれているので2%は高すぎる、だから1%がいいと、低すぎる物価上昇率を肯定しています。 この「国民の物価観」という議論を是認すると、長期デフレに慣れた国民は、デフレに慣れているのだからデフレのままがいいよね、となりかねません。物価上昇率1%程度では景気循環で物価がマイナスになるリスクは十分にあるでしょうし、統計上の誤差の影響もあるでしょう。 ロイターによると、今日、日銀企画局長はこうしたことに関連して、以下のように語ったそうです。 円高が経済にマイナス影響与える可能性、厳しく認識=日銀企

    中川秀直『日本人の物価観が低いから物価上昇率の目途2%は高すぎて1%がいいというのは正しいか?』
  • メディア陰謀論を共有する人たち:日経ビジネスオンライン

    今回は、震災後一年の感想を書くつもりだ。 3月11日に最も近い掲載日を期するなら、タイミングは、次回の方が適切なはずだ。が、来週はどうせ日中が震災回顧一色になる。であるならば、その前に言うべきことは言っておきたい。埋没したくないということもあるが、原稿の内容について、余計な詮索をされたくないからだ。 ここで言う「余計な詮索」は、私の側の言い方からすれば「要らぬ心配」ということになる。つまり私は、自分がこれから書く原稿に対して返ってくるであろう反響について、あらかじめ神経質になっているのである。 実に面倒くさい事態だ。説明しにくい状況でもある。が、このことは、今回の主題とも関連しているので、一応解説しておく。 思うに、震災以来、わが国の言論状況は、目に見えて不寛容になってきている。私が、「余計な詮索」を恐れるのは、この「不寛容」な空気と無縁ではない。具体的に言うと、私の原稿の内容が、ほかの

    メディア陰謀論を共有する人たち:日経ビジネスオンライン
  • 占い師による「決断代行」のゆくえ:日経ビジネスオンライン

    女性漫才タレントの片割れが占い師の支配下にあるのだそうだ。 いまさら名前を伏せる意味もないので、はっきり書くことにしよう。話題の主は、女性漫才グループ「オセロ」の中島知子さん(40)だ。以下、敬称は省略する。中島知子。一時期は「オセロの黒い方」という言い方をされることの多かったタレントさんだ。 敬称を略す意図についても説明しておく。 これは、私の個人的な受けとめ方に過ぎないかもしれないのだが、この種のネガティブな話題(女性の「恥」に属する話)を敬称付きで紹介すると、記事の印象がかえっていやらしくなると思うからだ。 実際、女性週刊誌は、容赦無くスキャンダルを暴き立てるモードに入ると、敬語の使い方に磨きがかかる印象がある。なんというのか、呼称を挟むことで、書き手が舌なめずりをしている姿が浮かびあがってしまうのだ。 「見る影もなく太った中島さん(40)の顎にはくっきりとしたシワが刻まれ……」 「

    占い師による「決断代行」のゆくえ:日経ビジネスオンライン
  • 例のアンケート調査とハシズムの“善意”:日経ビジネスオンライン

    今週は、大阪市が市の職員に対して実施したアンケート調査について考えてみる。 調査票の文面が2月9日付で市役所の内部に配布されると、その全文は、ほどなく、複写画像をPDFに加工した形のファイルとしてネット上に流出した。 この種の「内部文書」が、いともあっさりと外部に流出してしまっているところにも、大阪市役所がかかえている問題は、ある程度露呈している。 「こんな情報管理の基中の基が守られていない職場だからこそ、強力な管理体制が必要なのだ」 と、アンケート調査を推進している側の人々は、むしろ意を強くしたことだろう。 ここでは、情報管理の問題については、これ以上踏み込まない。 アンケートは実施された。そしてその内容は既に外部に漏れている。当原稿は、この前提から出発する。 アンケートの特別さは、質問項目の仔細を検討するまでもなく、橋下徹市長の署名が書きこまれたその前文を読めば明らかだ。以下、引用

    例のアンケート調査とハシズムの“善意”:日経ビジネスオンライン
  • 米国最高のコンテンツ「スーパーボウル」の経済学:日経ビジネスオンライン

    海部 美知 エノテック・コンサルティングCEO ホンダ、NTT、米ベンチャー企業を経て、1998年にエノテック・コンサルティングを設立。米国と日の通信・IT(情報技術)・新技術に関する調査・戦略提案・提携斡旋などを手がける。シリコンバレー在住。 この著者の記事を見る

    米国最高のコンテンツ「スーパーボウル」の経済学:日経ビジネスオンライン
  • 「女子」はもう、チョコレートを配らない:日経ビジネスオンライン

    今週は時期がぴったりなのでバレンタイン商戦の行方について書こうと思っていたのだが、なんだか出鼻をくじかれている。 発端はツイッターだ。 お察しの通り、入り浸りなのだ。困ったことだ。せっかく2ちゃんねるから足を洗って真人間に一歩近づいたのに、予後がこれではなんにもならない。 SNSへの依存は、単純なネット依存と比べて、「やりとり」への依存を含んでいる分だけタチが悪いかもしれない。 単純なネット依存は、活字中毒とそんなに変わらない。どっちにしてもこっちのキャパシティー(容量)に限度がある以上、たいしたことにはならない。 が、コミュニケーションへの依存には限度がない。 われわれは、ラッキョウを剥くサルみたいに、コール&レスポンスの泥沼にはまってしまう。とても厄介なことだ。 タイムラインを漂流してきたのは、ジャストミートなバレンタイン情報ではない。バレンタインデーに向けて「女子力」を高めるという設

    「女子」はもう、チョコレートを配らない:日経ビジネスオンライン
  • 日本球界はドミニカの二の舞になるのか?:日経ビジネスオンライン

    前回までのコラムでは、MLBが推進する国際ドラフト構想の概要や、それが日球界に与えるインパクトをお伝えしました。しかし、世界ドラフトをもう一段大きな視点から眺めると“別の景色”が見えてきます。そして、その景色こそ、世界ドラフトの持つ当の恐ろしさを象徴するものなのです。 今回のコラムでは、吸収・拡大をDNAとするMLBが世界ドラフトをツールとしてどのように活用しようとしているのかを概観し、日球界の“今そこにある危機”について考えてみようと思います。 世界ドラフト対象国の共通点とは? MLBでは、2011年シーズン開幕時点で833名の一軍登録選手のうち27.7%に当たる234名が外国人選手でした。国籍別でみると、最も多いのはドミニカ共和国で86名、次いでベネズエラが62名。カナダとプエルトリコは現行のMLBドラフト対象となっているため、日はドラフト対象外の国としては4番目に多い国という

    日本球界はドミニカの二の舞になるのか?:日経ビジネスオンライン
  • 危機解明の糸口になる「信用外部性」:日経ビジネスオンライン

    前編で、マクロ経済学が十分に金融危機を扱ってこなかったと書いた。しかし、マクロ経済学には、金融危機を扱う「バブルの理論」があるではないか、と指摘する読者もいるだろう。「バブル」は日常的に耳にする、良く知られた言葉だ。いわゆるバブルの理論は長い歴史があり、1950年代には成立していた。しかし初期のバブルの理論は今日あまり省みられない。それはなぜだろうか。 初期の理論によれば、バブルは基的に「無価値な資産」であり、これを誰かが保有することは、基的には、資源の無駄遣いに過ぎない。すると理論的には、バブルと不況が同時に発生する可能性が高いという帰結が得られる。これがあまりに現実離れしていると受け止められてきたからだ。 言うまでもなく、現実のバブルは好況期に発生しやすい。だからこそ、バブルと、バブルではない真の好景気との識別が難しい。 欠陥を抱える「新世代のバブル理論」 こうした景気循環とバブル

    危機解明の糸口になる「信用外部性」:日経ビジネスオンライン
  • マクロ経済学は「役立たず」なのか?:日経ビジネスオンライン

    2012年2月現在、ギリシア、イタリアの国家債務問題を焦点としてユーロ圏に新たな金融危機の火種がくすぶっている。ユーロ圏の債務問題が甚大な金融危機に発展するかどうかはともかく、世界レベルの金融危機は長い歴史の中で繰り返し発生してきた。 2008年のリーマンショックを契機に、「既存の経済学は金融危機の理解や抑止に全く役立たない」、あるいは「既存の金融経済学こそが金融危機を引き起こした」といった批判が巻き起こった。程度はともかく、こうした批判は現在でも続いている。経済学者はこうした批判にどう応じてきたのだろうか。 ここでは、経済学に対する批判的問いかけの意味も込めて「金融危機はなぜ繰り返し発生するのか」について考えたい。 自由競争とリスクの証券化が進んだ世界金融市場 まず、リーマンショックを足がかりとして、既存の経済学や「市場原理至上主義」、さらにはやや漠然と「資主義」なるものに対し、批判的

    マクロ経済学は「役立たず」なのか?:日経ビジネスオンライン
  • 風邪で会社を休めますか?:日経ビジネスオンライン

    インフルエンザに罹患しました。診断によればA型です。風邪や腹痛を含めて、寝込んだのは5年ぶりぐらいでしょうか。久々の隔離生活です。 発症から丸4日は寝て過ごした。その間、ほぼ何もしていない。事と服薬と睡眠。合間のツイッター。それだけだ。 現在、原稿執筆の時点が発病5日目に当たる。すなわちテキストが復帰第一稿ということになる。貧乏性の咳唾が珠を成せば御同慶、瓦に化けたとしても、ウイルスよりは上等、と、そう思って読んでいただけるとありがたい。 症状自体は、2日目に病院で処方されたタミフルを服用して以来、劇的に改善している。3日目の夜にはほぼ平熱に戻った。現在は、完治と申し上げて良いと思う。 外出は、自粛している。まだウイルスを排出しているかもしれない段階だからだ。 蟄居5日目ともなるとさすがにうんざりしてくる。手足から根が生えてくる感じだ。 秋口からこっち、あんなにも怠惰な暮らしにあこが

    風邪で会社を休めますか?:日経ビジネスオンライン
  • 逆説的な少子化の打開策-結婚市場の自由化:日経ビジネスオンライン

    経済学では時々、普通の日人の感覚からするととんでもない議論をする。日人だけでなく、結婚など家族の問題を経済学で分析したシカゴ大学のゲーリー・ベッカー教授も、1970年代当時は米国でかなりキワモノ扱いされたそうだ。一方、現在の日では、人口の少子高齢化が社会福祉政策と政府債務の持続可能性に暗雲を投げかけている。その主な要因の1つが結婚率の低下である以上、結婚に関する政策を経済学で論じてみてもそれほどおかしなことではなかろう。 結婚でも就職でも人間関係とは複雑なものだ。そこに国の政策に出る幕があるだろうか。 基的には個々人の間の問題のはずだが、社会一般に受け入れられる規範があれば、社会的な制裁や賞賛という形で 人間関係は外部からの圧力にさらされる。特に重要な社会規範は法律の形で、国家の政策となる。 人間関係の質について、経済学では何も言えない。仕事への情熱、結婚相手への愛情は、政策で増

    逆説的な少子化の打開策-結婚市場の自由化:日経ビジネスオンライン
  • 「朝の連ドラ」と「東大9月入試」で考えるグローバル化:日経ビジネスオンライン

    「カーネーション」(←NHKが現在放映している朝の連続ドラマ)を見た。 昨年来、聞こえてくる評判がいちいち好評ばかりなので、ずっと気になっていたのだ。 私は、原則として、ドラマは見ない。特に朝の連続ドラマは、21世紀に入って以来まったく視聴していない。というよりも、生まれてこの方、最後まで見通したシリーズはひとつも無い。たぶん、体質に合っていないのだと思う。「カーネーション」も、だから、無視していた。どうせ前向きでいい人ばっかりが出てくる退屈な女性賛歌なのだろうと、そう決めてかかっていたからだ。 ところが、「カーネーション」の評判は、日を追って高くなる。 ツイッターのタイムラインでも、見識の高い人々が、異口同音に絶賛している。これは無視しにくい。とても気になる。直接聞こえてくる評判も、「面白い」「見ろ」という声が圧倒的だ。 さすがの私も 「これは、いずれ見てみないといけないだろうな」 と、

    「朝の連ドラ」と「東大9月入試」で考えるグローバル化:日経ビジネスオンライン
  • 民主・馬淵氏:次期日銀審議委員には、リフレ派登用を-インタビュー - Bloomberg

    3月1日(ブルームバーグ):民主党の有志議員でつくる「円高・欧州危機等対応研究会」(会長・小沢鋭仁元環境相)は、4月に任期切れとなる日銀審議委員2人の後任にはインフレターゲット政策に積極的な「リフレ派」を登用するよう近く、政府側に求める。同研究会の馬淵澄夫幹事長(元国土交通相)が1日、ブルームバーグ・ニュースとのインタビューで語った。 日銀正副総裁を含め9人いる日銀政策委員会メンバーのうち、中村清次、亀崎英敏両審議委員はいずれも4月4日で任期が満了する。馬淵氏は後任人事について「インフレ政策導入に強い決意を持つ」「リフレ政策をしっかりと腹に持っている」人物が任命されるべきだとの見解を示した。 研究会として望ましいと考える候補者リストも政府側に近く提出する方針だが、具体的な人物名については「外にもれると国会で不同意されてしまうので出せない、いつ出したかも言わない」と公表を避けた。 日銀

  • 日銀副総裁と「想いは同じ」? : まぶちすみおの「不易塾」日記

    「円高・欧州危機等対応研究会」で取りまとめた緊急提言は、 党の政調、さらには日銀へと提出してきた。 とりわけ、日銀は白川総裁へと面会を求めてきたが海外出張 ということもあって西村副総裁にお会いいただいた。 提言の骨子と概要を説明終えると、西村副総裁からは「想い は同じです!」との発言を受け、提出に行った一同みな色めき たつ。 手法はともかくとして、デフレ脱却に向けた強い意志、という ことだろうがとにかく、「まだまだ手ぬるい!」との厳しい提 言を受け止めてもらうだけでも意味がある。 ブルームバーグの僕へのインタビュー記事 http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M071551A74E901.html が、日銀にはかなり厳しい論調で載ったもんだから、副総裁と の面談も飛ぶかと一瞬思ったが、真正面から「重く受け止める」 と回答いただいて、まずは行動第一弾。 ここで

    日銀副総裁と「想いは同じ」? : まぶちすみおの「不易塾」日記
  • 「三丁目の夕日症候群」が日本経済をダメにする | 日刊SPA!

    「昨今の『三丁目の夕日』ブームというのは、それを持ち上げてるメディア側が年を取った証拠。今、メディアで発言する側にいる人って、当時、生活水準が真ん中より上だった人たちですよ。そりゃ、あの時代に大学に行けた人たちにとっては、良い時代ですよ。貧乏人は人間扱いされない時代ですしね」 そう語るのは、昭和を懐かしむ風潮を「三丁目の夕日症候群」と名付けたエコノミスト、飯田泰之氏。ただし、『三丁目~』の時代は高度成長期だけに、貧富の度合いを差し引いても、主観的に幸せだった人は多かったはずだという。 「貧しいけど心が豊かだったワケじゃなくて、貧しくても経済が伸びているから、幸福度は高かった。あと彼らは、この時代若かったから幸福だった。僕も若い頃は笑えるくらいカネがなかったけど、やっぱり楽しかった」 しかし、『三丁目~』の時代の貧しさと、現在の不況では意味合いが全然違う。それを現在の経済不況に重ねて無理やり

    「三丁目の夕日症候群」が日本経済をダメにする | 日刊SPA!
  • 昭和を美化する人々への違和感 | 日刊SPA!

    ◆昭和30年代は“強欲の時代”上澄み掬って昭和を語るなかれ 過剰な昭和の美化に酔いしれる層がいる一方で、「当にお前ら、そんな時代を経てきたのか?」と疑問符を投げかける人もいる。小説家の深町秋生氏もその一人だ。 「昭和を模したテーマパークやレトロ居酒屋が出現し始めた当初は、単純におもしろい試みだなと思っていました。昭和50年生まれの私が、生まれる前の世界を疑似体験できるわけですから。ただ、バブルが崩壊して不況が長引くにつれ、昭和30年代の上澄みでしかない“よき部分”を、あたかも昭和の全体像として語る人が増えてきたことに違和感を感じたんです」 ただ、深町氏は「昭和30年代は大好き」と語る。それは“光”だけでなく、欲望や情念が渦巻く“闇”の部分も含めた真の昭和だ。 「山口組の勢力拡大や浅沼委員長刺殺事件、公害や犯罪などの事実を記憶の底にしまいこんで、高度成長期を印籠に『俺たちの時代はよかった。

  • 第六回声優アワード【受賞者コメント集】 | 日刊SPA!

    3月3日、その年度に「最も印象に残る」声優とアニメ作品に贈られる『声優アワード』の授賞パーティが行われ、前日に発表された主演女優賞の悠木碧ら各賞の受賞者が列席した。声優アワードは、2006年に始まり今回で6回目。2010年12月1日からの1年間に公開された新作アニメとその出演者を対象に、一般投票および選考委員会による審査に基づき各賞が発表された。記事では、『第六回声優アワード』受賞者をパーティでのコメントとともに紹介する。 ※【画像】はこちら⇒https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=163163 【主演女優賞】悠木碧 悠木碧が演じた役で印象深いのは、自分に自信がなく何の役にも立たない人間だと思っているが、人一倍強い芯を持った少女だ。たとえば、社会現象とも言えるほど議論を起こした『魔法少女まどか☆マギカ』鹿目まどか、そして2012年3月現在放送中の『戦姫絶

    第六回声優アワード【受賞者コメント集】 | 日刊SPA!