日銀の金融緩和「非常に適切」 インフレ圧力弱さ続く―IMFエコノミスト 2022年07月28日07時07分 国際通貨基金(IMF)チーフエコノミストのピエール・オリビエ・グランシャ氏(IMF提供・時事) 【ワシントン時事】国際通貨基金(IMF)のチーフエコノミスト、ピエール・オリビエ・グランシャ氏は26日、時事通信のインタビューに応じ、日本経済について「(欧米に比べ)インフレ圧力が弱く、現時点で金融引き締めが必要な兆候は見られない」との認識を示した。景気を支えるため、日銀が金融緩和策を続けることは「非常に適切」と明言した。 緩和継続「賃上げ後押し」 6月の日銀会合議事要旨 グランシャ氏は日本のインフレ率が2022年は1.9%、23年は1.3%と、日銀が目標とする2%を下回ると予想。「金融緩和が持続的な経済活動を支え、(円安で)日本製品の国際競争力も増す」と強調した。 米国や欧州などの主要中