タグ

economicsとmacromodelに関するprisoneronthewaterのブックマーク (9)

  • 世界最小のマクロ経済モデル

    THE WORLD'S SMALLEST MACROECONOMIC MODEL (1998) ポール・クルーグマン   山形浩生訳 要約:世界最小の経済学モデル紹介。財とお金しか出てこないし、期待も何もない。でも、人々が持ちたいお金の量が実際のお金の量を上回ると失業が発生することがわかるし、乗数効果も出てくる。ラフなモデルだけれど、マクロ経済学(つまりケインズの主張)の質はあらわしているんだよ。 このモデルは一九七五年にロバート・ホールから教わった。ばかげてつまらないものに見えるかもしれない。でも当時のぼくには、それがマクロ経済の「需要サイド」で起こっていることの質を捕らえ、世間一般と、言いたくはないがかなりの博士号を持つ経済学者たちの両方が混乱しがちな点をはっきりさせるのに役立つと思った。いまのぼくもそう思う。これはまた、ぼくが大好きで何度も活用してきた経済たとえ話、赤ん坊子守協同

    prisoneronthewater
    prisoneronthewater 2011/08/10
    乙です。/賃下げ・値下げで市場をクリアさせるのが無理筋なのはこちらで つ http://goo.gl/T5wHT
  • 古いどマクロに首ったけ

    THERE'S SOMETHING ABOUT MACRO (1998) ポール・クルーグマン   山形浩生訳 要約: MIT には古くさい IS-LM を教えられるマクロ経済学者がいなくなってしまった。学者たちがそういうモデルをバカにして無視してきたからだ。でも現場では IS-LM がばりばり使われている。それは IS-LM みたいなモデルが、いろいろ批判はあるにしても、具体的な問題を考えるための実に簡潔で有用なツールを提供してくれるからだ。 年の瀬を迎えてぼくの頭をよぎるのは……講義の下準備だ。講義開始は二月だけれど、でも教科書も注文しなきゃだし、教材の版権をクリアしてコピーセンターに送らなきゃだし、講義のアンチョコも用意しないと。 この春学期、ぼくは新しい仕事をもらった。大学院生に、マクロ経済学初級を教えるのだ。通常、この講義はマクロ経済学を専門とする人物が教える。そして一般向けのぼ

  • Even More on the Multiplier | Even More on the Multiplier

    今回は、Jonathan Parkerの"On Measuring the Effects of Fiscal Policy in Recessions," (NBER Working Paper No. 17240)を取り上げる。このペーペーは、これまでの財政乗数(Fiscal Policy Multiplier)の結果を整理した上で、財政乗数の計算がなぜ難しいのか、なぜ経済学者の間で大きく異なる値が主張されるのかを説明する。最後に、財政乗数をより正確に測定するための方法について提案を行って終わっている。最後の提案の部分は、彼自身の最近の研究に基づいている(というか彼の研究の宣伝ともいえる)が、面白い論点だと思う。 なぜ財政乗数の値が重要なのか?財政乗数は、政府による財政支出の拡大や減税がGDP(国民所得)にどのくらいの影響を与えるかを図る指標、言い換えれば政府による財政政策の「効果」を

  • 経済モデルとは何か - himaginary’s diary

    昨日はvoxeuのリスクモデルに関する考察記事を紹介したが、IMFの季刊誌「Finance & Development」の最新号にはマクロ経済モデルに関する記事が掲載されている(原題は「What Are Economic Models?」;Mostly Economics経由)。 そこでは、「経済モデルは現実を単純化した描写(An economic model is a simplified description of reality)である」と定義した上で、経済的行動の定性的な予測を導出する理論モデルと、理論モデルを検証し予測に実際の数字表現を与える実証モデルの2つがある、と紹介している。そして実証モデルについて、さらに以下の2つの手法がある、と説明している。 There are, however, fundamental differences among economists re

    経済モデルとは何か - himaginary’s diary
  • デロングのコチャラコタへの疑問 - himaginary’s diary

    昨日のエントリに通底する疑問を、デロングがコチャラコタに投げ掛けている。 デロングはコチャラコタのことを「大変頭が切れる(very sharp)」と評価しつつも、「現状の擁護者で、今の状況は基的に問題ないと考えている(Narayana Kocherlakota is a defender of the enterprise. He thinks that everything is more-or-less fine.)」と断じている。 デロングが特に問題にしたのは、ここで紹介したコチャラコタの論考*1の第7項である。 彼は、コチャラコタが挙げた現在のマクロ経済学モデルにおける外生的ショックの例を以下のように茶化している。 The models thus tell us that downturns are either the result of a great forgetting

    デロングのコチャラコタへの疑問 - himaginary’s diary
    prisoneronthewater
    prisoneronthewater 2011/06/18
    要するに、「マクロ経済学の専門家」達はコチャラコタが説明したほどまともではないということか。RBC脳に汚染された人も沢山。
  • Representative Agent Model versus Heterogeneous Agent Model - unrepresentative agent: blogging about economics

    「正しい」モデルは存在しない。コンピューターの発達によってこれまでは考えもできなかった複雑なモデルが解けるようになったとはいえ、現在の技術的制約の元で僕らができるのは、せいぜい、現実の中で重要と思われる要素だけを取り出して、それらをうまく取り込んだシンプルなモデルを作り、それらの要素がどのように相互に関連しているかをシンプルなモデルで明確にすることくらいである。 このような状況下で重要な質問は、何が「はずすことのできない」重要な仮定かということである。1970年代以降、ルーカスらの貢献によって、実行されている政策を考慮に入れた上で消費や投資に対する決定を行う消費者や投資家の行動をきちんとモデル化しないと、政策が変更されたときに消費者や投資家の行動がどのように変わるかについてうまく予想することができないことが認識された。この認識が共有されたによって、いわゆる現在のDSGEモデルにつながる「最

  • 金融政策と自然災害 DSGEモデルによる分析 - eliyaの日記

    ハリケーンカトリーナをDSGEモデルで分析したKeen and Pakko(2007)を紹介します。彼らのモデルは名目硬直性を含む標準的なニューケインジアンモデルに、低い確率でランダムに発生する自然災害を加えたものです*1。自然災害は、資ストックおよびTFPを減少させます。 彼らのモデルでは、中央銀行は以下のように反応します。 テイラールールに基づく場合、彼らのパラメーター設定では、災害のGDPに与える影響よりも、インフレ率に与える影響のほうが金利決定に大きな影響を及ぼし、金利引き上げが予測されます。 価格の硬直性による悪影響を最小にする、という意味での最適政策は、インフレ率を一定にすることで達成されます。この場合、中央銀行はGDPを無視すべきで、災害はインフレ圧力となるので、金利を上げるべきです。 感想「最適」政策の定義がかなり狭くて、彼ら自身も注で述べているように、インフレ/デフレの

  • 「世界同時不況と景気循環分析」第9章 - ハリ・セルダンになりたくて

    近日中に東京大学出版会から「世界同時不況と景気循環分析」(浅子和美先生・飯塚信夫先生・宮川努先生編集)という論文集が出版されます。 第9章が矢野が飯田さん、和合先生との共同研究「ゼロ金利制約下における日経済――流動性制約家計を含むニューケインジアンDSGEモデル」(pp. 177-199)になっています。 お手に取る機会がありましたら、ご笑覧いただければ幸いです。 世界同時不況と景気循環分析(東京大学出版会) http://www.amazon.co.jp/dp/413040251X/ http://www.utp.or.jp/bd/978-4-13-040251-4.html

    「世界同時不況と景気循環分析」第9章 - ハリ・セルダンになりたくて
  • 各種マクロ計量モデル(メモ)

    DSGEモデル周りについて興味深いエントリを矢野さんが幾つかされており(例えばこことかここ)、中々キャッチアップするのが大変ではあるのですが、以下はもう少しDe Macro(松尾先生風味)なマクロ計量モデルや折衷型(ハイブリッドタイプ)の論文も含めつつメモ代わりにまとめてみます。ほとんどのペーパーはネットで手に入れられる筈。 1.全般的な話 De Macroなマクロ計量モデルは少なくとも我が国の政策分析においては現役です。なぜなのかは色々と理由があるのですが、直感的に分かりやすく扱いやすいということに尽きるのかなと思います。各官庁等で用いられているモデルについては以下が参考になるかと。後はDe Macroなバックワードルッキングモデルではなく、De Macroな意匠を維持しつつフォワードルッキングを取り入れたモデル(伴先生らが開発しているもの)もありましたね。そしてDSGEモデルといったと

  • 1