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2011年8月10日のブックマーク (29件)

  • クルーグマン経済学の翻訳ブログ Aaauuuggghhh! Market Commentary Edition/August 8, 2011, 11:08 AM

    Aaauuuggghhh! Market Commentary Edition/August 8, 2011, 11:08 AM Aaauuuggghhh! Market Commentary Edition あああああ!市場論評版 Carnage in stock markets as I write ― and all of the headlines I see attribute it to S&P’s downgrade. 私が書いたように、株式市場の大虐殺だ―そして、私が見た全てのニュース見出しで、それをS&Pの格下げのせいにしている。 They really are trying to make my head explode, aren’t they? 彼らは当に私をキレさせようとしてるんじゃないのか? Once again: S&P declared that US d

  • 【日本の解き方】財務省があおる日本の財政危機…市場は真実をお見通し - 政治・社会 - ZAKZAK

    財務省は日の財政危機を盛んに煽っている。そうした発言は、財務省の提灯持ちであるマスコミ、学者や民間金融機関のエコノミストには効果的なのだろうが、市場にはあまり届かないようだ。  日国債の安全度を示すCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)のレートは、東日大震災直後に1・2%くらいまで上昇したが、その後は0・8~0・9%となっている。ギリシャ17%、ポルトガル9・5%、スペイン4%、イタリア3・7%と比べると数字の上からはとても財政危機とはいえない。  長期金利の指標となる10年債利回りは5日に0・985%となり、昨年11月12日以来の低水準となった。  デフォルト危機や格下げが喧伝されていた米国でも長期金利が下がっている。ちなみに、米国のCDSレートは、0・5%程度であり、こちらも財政危機とは無縁だ。  最近の米国の騒ぎは、8月4日付(夕刊フジ)コラムで指摘しているように単に政治

    prisoneronthewater
    prisoneronthewater 2011/08/10
    流動性効果、時間軸効果、所得・物価水準効果、フィッシャー効果。前2つについて。
  • じゃがいもの普及と人口増加/都市化の関係 =各国クロスセクションデータに加えて、アメリカ大陸への普及前後のデータを用いて= - しろまげどっとこむ

    経済学系専門雑誌のざっくり紹介Home > 2011 May No.2 | The Quarterly Journal of Economics > じゃがいもの普及と人口増加/都市化の関係 =各国クロスセクションデータに加えて、アメリカ大陸への普及前後のデータを用いて= Older =スポンサードリンク= ——————————————————————————————————————– じゃがいもの普及と人口増加/都市化の関係 =各国クロスセクションデータに加えて、アメリカ大陸への普及前後のデータを用いて= 【論文要旨】 日に住んでいると実感がないが、 「じゃがいも」 は多くの国で主(厳密には主という概念がない場合もある)として されている。 この論文は 「じゃがいも栽培への地域的適性差」 および 「旧大陸から新大陸(アメリカ)へのじゃがいもの普及による時系列的

  • 【日本の解き方】下手こいた枝野氏…マイペース人事で力増す官僚たち - 政治・社会 - ZAKZAK

    枝野幸男官房長官は5月10日の閣僚懇談会で、震災対応を優先させるとして閣僚に対して省庁の幹部人事の凍結を要請した。定年退職や健康上の理由による退職など、やむを得ない事情に限って人事異動を認めるとしたのだが、約3カ月が経過し、実際にはなし崩し的に人事が行われている。  政府は3日付で、警察庁出身の西川徹矢官房副長官補が退任し、後任に防衛省出身の桜井修一氏を充てる人事を発令した。このポストは例外的な政治任用ポストであり、時の政権が堂々と政治的な思惑で任用できる。しかもその人事権は官房長官にある。枝野官房長官自らが自分の方針を崩したことになって、各省でもこれで省庁幹部異動に制約はなくなったとみるだろう。  もともと民主党は人事が下手だ。政権交代の時、役人に人事権を行使することによって政治主導を印象付けられるのに、みすみすそのチャンスを失った。  組閣の時に、官邸の官房副長官、官房副長官補らの政治

  • 【日本の解き方】デタラメ為替介入は国民負担を増やすだけ - 政治・社会 - ZAKZAK

    円高が止まらない。政府やマスコミはこれまで、円高の要因について欧州経済危機、最近では米国の債務上限問題と説明してきた。  ところが、米国の債務上限問題が解決しても、円高がおさまらなかった。そこで、急に米国の景気の先行き不透明などと変えた。その場しのぎで外国に要因を求める姑息なやり方だ。  為替の動きは複雑でその要因もいろいろだ。しかし、何が一番有力なのかが重要だ。為替では、金利差、貿易収支、国家の信認で説明する有識者が多い。為替は二国間の通貨交換比率なので、二国間の金融政策の差が影響するのは当然だから金利差は一つの説明項目だ。しかし、貿易収支のようなフロー項目はほとんど関係ない。さらに、国家の信認となるともはや雰囲気のみのお話レベルである。  コラムで何度も繰り返しているが、為替については、通貨の相対量の問題で、過少のほうが価値が高まる。リーマン・ショック以降、これでかなり説明できる。対

  • 企業向け物価はこれからも上昇するのか? - 元官庁エコノミストのブログ

    日、日銀から7月の企業物価指数が発表されました。国内企業物価指数は前年同月比で+2.9%の上昇となりました。まず、いつもの日経新聞のサイトから記事を引用すると以下の通りです。 企業物価指数、7月2.9%上昇 10カ月連続プラス 日銀が10日公表した7月の企業物価指数(2005年=100、速報値)は105.7で、前年同月比2.9%上昇した。前年比での上昇は10カ月連続。原油など商品価格上昇を転嫁する動きから、伸び率は2008年10月(4.5%)以来2年9カ月ぶりの高水準だった。ただ、最近の商品価格下落を受けて前月比の伸び率は0.2%にとどまり、日銀は当面、「横ばい圏の動きになる」とみている。 品目別に見ると、石油・石炭製品が前年比で18.5%、非鉄金属も13.1%上昇した。電気料金の値上げなどに伴い、電力・都市ガス・水道も4.0%と伸び率を拡大している。 調査対象品目のうち、前年比で価格が

    企業向け物価はこれからも上昇するのか? - 元官庁エコノミストのブログ
    prisoneronthewater
    prisoneronthewater 2011/08/10
    "少なくとも、川下の消費者段階では需給ギャップが物価を押し上げる段階に達していないことは明らかです。"
  • スマート過ぎるスマート・グリッド? - himaginary’s diary

    についてMITの研究者が論文を書き、その概要がMITのサイトに掲載されている(後者[正確にはこのバージョン]は既に邦訳されている)。エコノブロゴスフィアではScientific American経由でEconomist's Viewが取り上げ、それにさらにKnowledge Problemというブログが反応している。 その内容を一言にまとめると、電力消費者が価格にリアルタイムに反応し過ぎると、供給側がその需要の変動について行けず、系が不安定になる恐れがある、というものである。この問題の解決手段としては リアルタイム度を弱める(例えば消費者価格の更新頻度を5分から1時間に変更する) 卸売価格の消費者価格への反映を抑える といった方法が考えられるが、それはリアルタイム性のリスクを抑止すると同時に、便益も減じることになってしまう。そこで 消費者が予め自分の時間帯別の価格への反応情報を電力会社に伝

    スマート過ぎるスマート・グリッド? - himaginary’s diary
  • 民主主義抜きで富裕になれるか? - himaginary’s diary

    と題したブログエントリをダニ・ロドリックが書いている(原題は「Can you get rich without democracy?」)。 そこで彼は以下の図を示し、個人としては民主主義が無くても富裕になれるかもしれないが、国全体が富裕になるのは産油国で無い限り民主主義抜きでは難しい、と主張している。 この散布図に含まれるのは、人口百万人以上で燃料の輸出比率が5割以下の国全てである。民主主義の指標はここやここで紹介した研究と同様Polityのスコアを用いているとの由。 この図で非民主主義かつ一人当たり実質GDPが5000ドルを超えているのは、シンガポール、ベラルーシ、チュニジア、ヨルダン、中国の5カ国しかない。このうちベラルーシは旧ソ連の残滓であり、チュニジアは最近のアラブの政変の起点になった。中国がシンガポールの道を辿るのか、それともチュニジアの道を辿るのかは世界経済にとって(二番底云々

    民主主義抜きで富裕になれるか? - himaginary’s diary
  • http://econdays.net/?p=4716

  • ユーロ危機についてのさらなるお勉強 (とってもガリ勉的) - P.E.S.

    昨日訳しましたイタリアの債務問題、というかユーロの危機についてのクルーグマンのブログポストの補足がでてましたので訳しておきました。 もし誤字脱字・訳し間違いなどがありましたら、コメント欄にお願いします。 ユーロ危機についてお勉強 (むちゃくちゃガリ勉的) ポール・クルーグマン 2011年8月8日 追記: Paul DeGrauweが数ヶ月前に、多くの証拠と共に同様の主張を行っていた。 昨夜のポストへのさらに理解しにくい補足。 以下が、今、ヨーロッパで起こっているのではないかと私が考えていることだ。市場が債務不履行の可能性をはじき出そうとしているのを想像してほしい。そしてもし債務不履行が起こるなら、国債保有者には多大な損失をもたらすとみなされている。なぜか?債務不履行には「ルビコン河を渡る」的な側面があるからだ。一旦それを行ったならば、政府はその評判について多大な損失をこうむる。ならばついで

    ユーロ危機についてのさらなるお勉強 (とってもガリ勉的) - P.E.S.
  • 自己成就的ユーロ危機?(ちょっと専門的)  - P.E.S.

    イタリアの債務危機問題についてのクルーグマンのブログポストを訳してみました。 もし誤字脱字・訳し間違いなどがありましたら、コメント欄にお願いします。 自己成就的ユーロ危機?(ちょっと専門的) ポール・クルーグマン 2011年8月7日 おそらく明日にはユーロ圏において大きなアクションがあるだろう。よって、簡単な分析を少しばかりしておく。 大きな問題は、イタリア、そして多分スペインの危機を欧州中央銀行による債権購入でコントロール下におくことができるかどうか、なのだろうと考えている。これはこれらの国々の流動性、あるいは支払能力の問題として語られることがよくあるが、私はオブストフェルド風の自己成就危機の可能性を考えた方が良いと思う。(オブストフェルドは固定相場制においての平価切下げを考えていたが、そのロジックは単一通貨圏内での債務不履行にも使うことができる)。 ギリシャのケース、そしておそらくはア

    自己成就的ユーロ危機?(ちょっと専門的)  - P.E.S.
  • 世界最小のマクロ経済モデル

    THE WORLD'S SMALLEST MACROECONOMIC MODEL (1998) ポール・クルーグマン   山形浩生訳 要約:世界最小の経済学モデル紹介。財とお金しか出てこないし、期待も何もない。でも、人々が持ちたいお金の量が実際のお金の量を上回ると失業が発生することがわかるし、乗数効果も出てくる。ラフなモデルだけれど、マクロ経済学(つまりケインズの主張)の質はあらわしているんだよ。 このモデルは一九七五年にロバート・ホールから教わった。ばかげてつまらないものに見えるかもしれない。でも当時のぼくには、それがマクロ経済の「需要サイド」で起こっていることの質を捕らえ、世間一般と、言いたくはないがかなりの博士号を持つ経済学者たちの両方が混乱しがちな点をはっきりさせるのに役立つと思った。いまのぼくもそう思う。これはまた、ぼくが大好きで何度も活用してきた経済たとえ話、赤ん坊子守協同

    prisoneronthewater
    prisoneronthewater 2011/08/10
    乙です。/賃下げ・値下げで市場をクリアさせるのが無理筋なのはこちらで つ http://goo.gl/T5wHT
  • http://econdays.net/?p=4712

  • クルーグマン経済学の翻訳ブログ Pulling Rank/August 5, 2011, 9:12 AM

    Pulling Rank 地位を笠に着る John Quiggin has some fun with an economist named Stephen Williamson who attacks his work from a position of robust ignorance; Noah Smith has even more fun. ジョン・クイギンは、スティーブン・ウィリアムソンという名の経済学者が強固な無知の立場から彼の仕事を攻撃してくることをいくらか楽しんでいる。ノア・スミスはもっと楽しんでいる。 I’ll pass the specific arguments by, and note another feature of this “debate” that has struck me a lot during recent economic controve

  • クルーグマン経済学の翻訳ブログ Psychodrama Queens/July 12, 2011, 1:25 PM

    Psychodrama Queens 心理ドラマの女王 Greg Sargent tells us that the White House is promoting a Gerald Seib piece which summarizes the political strategy thus: グレッグ・サージェントが教えてくれるところによると、ホワイト・ハウスはジェラルド・セイブの記事を推奨しているという。その中で、その政治的戦略をこんな風に要約している: A big deal would reassure independents who fear the country is out of control; position Obama as the adult who made Washington work again; allow the President to tell

  • お買いもの - shinichiroinaba's blog

    出張先の仙台にて パチンコがアニメだらけになった理由(わけ) 作者: 安藤健二出版社/メーカー: 洋泉社発売日: 2011/01/08メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 10人 クリック: 70回この商品を含むブログ (37件) を見る 定評あるルポ。よく調べてはるんで勉強になりました。アニメも危ういんだろうが遊戯文化としてのパチンコはもう死ぬしかないんじゃないか。誰のせいかっていうとそれはもうやはり警察利権のせいなのかな。 スプートニクの落とし子たち 作者: 今野浩出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 2010/06/19メディア: 単行購入: 1人 クリック: 37回この商品を含むブログ (19件) を見る 面白いんだが、今野先生の思い出話シリーズは全体を読んで初めてもっと立体的な何かが浮かび上がってくる感じがする。 疫学 -医学的研究と実践のサイエンス- 作者: Leon

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  • 『週刊東洋経済』経済書・政治書ランキング雑感:岩田規久男『福澤諭吉に学ぶ思考の技術』

    今日発売の『週刊東洋経済』のベスト投票。まだこれを書いている時点では結果を知らないのですが、僕はエントリーの題名にあげた岩田先生の政治書の第二位に投票しました。そもそも経済書とか政治書とか実際に時論ベースとか政策論争ベースで考えるとあまり意味のある区分ではないですね。僕はおおよそ時論や政策ベースでしか最近はを読んでないこともあります。ちなみに時論や政策ベース基準とかいうと、なんか生々しいリアルぽいのですが 笑 それ自体が知的な探究の対象なのです。 さて岩田先生のこの当に素晴らしいで、こと日という風土の中では参考になるものです。以下は僕の推薦文全文です(実際に掲載されているものと違うかもしれませんが)。 福澤諭吉の論争術と思考法を現代に蘇らせ、様々な話題に適用する手腕は素晴らしい。福澤の「古習への惑溺」論から、「競争は惑溺を一掃する」と著者が看破するところは、書の白眉だろう

    『週刊東洋経済』経済書・政治書ランキング雑感:岩田規久男『福澤諭吉に学ぶ思考の技術』
  • 高橋伸夫『ダメになる会社』 - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)

    「キャリアデザインマガジン」第103号に寄稿した書評を転載します。 ダメになる会社企業はなぜ転落するのか? (ちくま新書) 作者: 高橋伸夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2010/11/10メディア: 新書購入: 6人 クリック: 116回この商品を含むブログ (10件) を見る 新卒就職は相変わらず厳しい状況が続いている。その一方で、求人を出してもなかなか充足しない中小企業も多いということで、ハローワークなどでは中小企業と新卒見込者とのマッチングに力を入れているという。 とはいえ、就職活動にのぞむ学生さんとしては、まずは経営の安定した大企業を志望するのも無理からぬところだろう。もちろん最近の日航空のような例もあり、大企業なら絶対大丈夫だとはいえない時代になったが、しかし確率論としては「就職したはいいけれど、数年で倒産して失業しました」という憂き目を見るリスクは、たぶん中小企業の

    高橋伸夫『ダメになる会社』 - 労務屋ブログ(旧「吐息の日々」)
  • 連鎖指数について - 統計メーカーのひとりごと

  • 統計局ホームページ/統計Today No.40 新基準による消費者物価指数(CPI)について 総務省統計局統計調査部物価統計室長 永島 勝利

    新基準による消費者物価指数(CPI)について 総務省統計局統計調査部物価統計室長 永島 勝利 基準改定 消費者物価指数(以下「CPI」といいます。)の基準改定については、この8月から新基準による指数の公表を順次行っていく予定ですが、基準改定によって、指数の値に影響があることから、各方面から注目されています。 CPIの基準改定とは 我が国のCPIは、物価変動を正確に把握するため、国際労働機関(ILO)の作成する国際基準に基づき、世帯が購入する商品・サービスの種類や購入割合(ウエイト)をあらかじめ設定し、該当の商品・サービスの価格をこのウエイトで加重平均することによって算出しています。この方法は、物価変動以外の要素をできるだけ排して、純粋な物価変動を捉える上で優れていますが、経済は言わば生き物であり、常に新しい商品・サービスが登場する一方で古いものが消えていきます。こうした品目やウエイトの変化

  • 順調に回復しつつある貿易黒字と景気ウォッチャーはこのまま改善が続くのか? - 元官庁エコノミストのブログ

  • 中国における説明しがたい貯蓄率増加 =男女比率の偏りが生む新しいメカニズム= - しろまげどっとこむ

  • 放射能被害 - 科学信仰

    避難地域外の比較的高線量の地域で今後健康被害が広がるかどうかはわからない。 もしかすると、ガンの発症率などに統計的に有意な結果は見られないかもしれない。 それでも確実に言える暗い予想がひとつあると思う。 通常の環境下でも一定の割合で小児ガンの発症はあるのだから、放射線被害があろうがなかろうが、現在高線量とされている地域でも一定の割合で小児ガンの発症はあるだろうということ。 そして、そのとき、その地にふみとどまった事を後悔する親は確実にいるだろうということ。 因果が不明でも。 あるいは――不明だからこそ。 これも残念ながら放射線被害のひとつの形ということになるだろう。 精神的被害も人によっては大きいだろう。 そして、子供を避難させることによる代償もさまざまな形で支払わざるを得ないのだろう。 これらもすべて放射線被害の形だろう。 これらを数字として政府・東電に請求することが出来るのだろうか?

    放射能被害 - 科学信仰
  • 東北6県の所得の低下とその要因 - 備忘録

    先日のエントリーで触れた東北6県における1人あたり雇用者報酬について、もう一度取り上げてみたい。今回は、1998年度と2008年度とを比較してみる。 このようにしてみると、東北6県の所得水準は全国平均よりも総じて低い。特に、北東北3県では低く、しかも、この10年間に大きく落ち込んでいる。この落ち込み幅は、秋田県において、特に著しいものとなっている。 一方、山形、福島の2県では、1人あたり雇用者報酬の落ち込み幅はそれほど大きなものではない。 地域的に異なる所得の変動が生じた理由を探ることにする。1人あたり雇用者報酬を決定する要素には、主として、労働生産性、労働分配率、物価の3つがある。先日のエントリーでも触れたように、生産性が高まり、例えば、1人の労働者が生産する商品の量が増加すれば、その販売によって得られる収益は増加し、賃金を引き上げる余地が生まれる。しかし、市場に供給される商品の量が増加

    東北6県の所得の低下とその要因 - 備忘録
  • 橘玲『大震災の後で人生について語るということ』(講談社) - shinichiroinaba's blog

    大震災の後で人生について語るということ 作者: 橘玲出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/07/30メディア: 単行購入: 8人 クリック: 189回この商品を含むブログ (54件) を見る やだやだ橘さんがこんな世のため人のためを思う癒し系になっちゃうなんてやだ(以下略)。 震災という経験を経て、前作の路線がさらに突き詰められている。

    橘玲『大震災の後で人生について語るということ』(講談社) - shinichiroinaba's blog
  • 蓼沼宏一『幸せのための経済学 効率と衡平の考え方

    中学生と高校生に向けて日学術会議がお送りするシリーズの一冊だという。まずその目的にはまったくむいていない。このに書かれていることをその問題意識とともにフォローできる中学生はおそらく皆無、高校生でも相当ハードルがきついだろう。 書に書かれている話をひとことでまとめることはおそらく可能だ。利害対立を調整してみんなが満足するようなやり方を考えるのは「面倒だな」ということだ。「面倒だな」ということをちゃんと道筋をつけて理解することがこのの肝だと思う。それゆえに書の冒頭にでてきたチリ落盤事故でのエピソードが奇跡のように映る。人間は「面倒だな」という事態でもままなんでか奇跡のようにやりとげていっているという不可思議な生物でもある。おそらくそういうことを「面倒だな」と「奇跡」のふたつを理解すればいいのではないだろうか? しかし中学生でも高校生でもなく、経済学に関してすでに(あるいはこれから)関

    prisoneronthewater
    prisoneronthewater 2011/08/10
    "利害対立を調整してみんなが満足するようなやり方を考えるのは「面倒だな」ということだ。「面倒だな」ということをちゃんと道筋をつけて理解することがこの本の肝だと思う。"
  • 古いどマクロに首ったけ

    THERE'S SOMETHING ABOUT MACRO (1998) ポール・クルーグマン   山形浩生訳 要約: MIT には古くさい IS-LM を教えられるマクロ経済学者がいなくなってしまった。学者たちがそういうモデルをバカにして無視してきたからだ。でも現場では IS-LM がばりばり使われている。それは IS-LM みたいなモデルが、いろいろ批判はあるにしても、具体的な問題を考えるための実に簡潔で有用なツールを提供してくれるからだ。 年の瀬を迎えてぼくの頭をよぎるのは……講義の下準備だ。講義開始は二月だけれど、でも教科書も注文しなきゃだし、教材の版権をクリアしてコピーセンターに送らなきゃだし、講義のアンチョコも用意しないと。 この春学期、ぼくは新しい仕事をもらった。大学院生に、マクロ経済学初級を教えるのだ。通常、この講義はマクロ経済学を専門とする人物が教える。そして一般向けのぼ

  • お米に7人の美少女 福岡発の萌え米「こめかみっ!」登場

    福岡始まった……! 美少女イラストをあしらった福岡発の“萌え米”が販売されている。 萌え米「越野七米神こめかみっ!」は、「お米の中に7人の神様がいる」という言い伝えを元に、パッケージに7人の美少女キャラを描いている。しかも「主人公(男子高生)がシェアハウスに引っ越してきたところ、ほかの住人はみんな美少女、しかも7人姉妹」というハーレム系ギャルゲーのような設定だ。 キャラも、理知的な長女・越野早苗(22)、謎が多い次女・みのり(年齢不詳)、看護士の三女・芽衣(20)、シェアハウスの管理人で世話好きの四女・ひかり(17)、巫女のバイトをしている五女・籾(16)、喫茶店でメイドをしている六女・まい(16)、末っ子の穂のか(14)とバラエティーに富んでいる。 左からみのり、穂のか、芽衣、ひかり、早苗、籾、まい キャラクターデザインは福岡在住の漫画家で、「オレたま」「オヤマ! 菊之助」の瀬口たかひろ

    お米に7人の美少女 福岡発の萌え米「こめかみっ!」登場
  • 【レビュー・書評】創造的破壊―グローバル文化経済学とコンテンツ産業 [著]タイラー・コーエン - 書評 - BOOK:asahi.com(朝日新聞社)

    創造的破壊―グローバル文化経済学とコンテンツ産業 [著]タイラー・コーエン[評者]山形浩生(評論家)[掲載]2011年8月7日著者:タイラー・コーエン  出版社:作品社 価格:¥ 2,520 ■文化は常に混合し変化する グローバリズムは地域文化を破壊し、低俗なハリウッド映画マクドナルドで世界を画一化する陰謀だ、といった議論は多い。だから外国文化の侵入を規制し、自国文化の衰退を防げ、と。 書は経済学の概念も援用し、そうした見方を実証的に否定する。文化は常に混合し変化する。「弱い」文化が「強い」文化につぶされる一方なんてことはない。大衆に迎合して低俗化の一途でもない。多くの文化保護論はむしろ不自由の強制。総合的に見てグローバリズムは多様化を促進しがちだ。そして自国文化保護の規制は、成功したためしがない。 文化保護論の根底にあるのは、明確な効用判断よりは価値観なのだ、と著者は指摘する。何が望