AI=人工知能の普及が進む中、埼玉県はパソコンの使い方など職員の問い合わせにAIで回答する業務用のシステムを新たに導入しました。 職員がパソコンで質問を入力すると、AIがその意味を理解してチャット形式で回答する仕組みです。 埼玉県によりますと、職員用の窓口に寄せられる問い合わせは年間3万2000件に上るほか、同じ部や課の職員などに直接問い合わせるケースも相当数見込まれるということです。 県はAIを導入することでこうした問い合わせを30%ほど減らしたい考えで、業務の効率化や職員の働き方改革などにつながると期待しています。 埼玉県情報システム課の横田淳一課長は、「AIで回答するシステムを将来的には、県民サービスに生かせないか検討していきたい」と話しています。